森功至(2013年3月)

声優森功至(80)が12日、X(旧ツイッター)を更新。自身のイベントで引退を表明するつもりだったことを告白した。

森は5日、80歳を記念したバースデー・トークショーを都内で開催した。イベントから1週間経過した12日、「実は、この間のトークショーでは引退表明をしようと思ってたんだ」とXで告白。「でも、皆んなから温かい言葉をもらったことが、涙が出るほど嬉しくて(泣いちゃったけどね)最後までどうしようかと迷ったよ」と続けた。 

かつて声優界の大先輩である永井一郎さん(2014年1月死去)に「役者は自分から舞台を降りると言ってはダメだ」という言葉をかけられたという。

森は、「人生は、流されるんじゃなくて、常に前を見て進んでいく、より良い人生に向かわないとって、80歳になって思うことができたんだ。これからも、このジジイを応援してね」と今後も活動を継続していく意思を示した。

「80になって振り返ってみると、反省だらけの人生だなと。それでも前に進まないと、最後に幸せな人生だった!って言えないもんね」と前向きな思いをつづっている。

森は、「科学忍者隊ガッチャマン」のケン/ガッチャマン役をはじめ、数々のヒーロー役を演じてきた。ほかにも「機動戦士ガンダム」ガルマ・ザビ役や「銀河英雄伝説」ミッターマイヤー役などで知られる。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 往年の“ヒーロー”声優 引退表明のつもりが…大先輩の言葉思い翻意「このジジイを応援してね」