白いあじざいを背に、うぐいす色の着物姿が艶やかな竹川美子(撮影・浅見桂子)

演歌歌手竹川美子(46)が、4月に発売した「海峡おんな船」がヒットの兆しを見せている。ビルボードチャート初登場11位、カラオケDAMの月間ランキングで16位になった。2003年(平15)に「江釣子のおんな」でデビュー以来、最大のヒットの予感に胸を膨らませる竹川に聞いてみた。

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CDが売れない、配信の時代。それでも演歌は、レコード店に足を運んで購入してくれるファンに支えられている。

「今現在は5000枚に向けて伸びているといったところですね。ジワジワと数字を伸ばしながら、チャートのランキングで粘っています。ミュージックビデオの再生数は18万回を超えました。じっくりと歌って、皆さんに覚えていただいて、カラオケでも歌ってもらえるように頑張っています」

歌手活動が充実する一方で、プライベートでは去年からキックボクシングをはじめた。

「旦那(演歌歌手六本木ヒロシ)とけんかした時に備えて、っていうのは冗談で、たまたま今住んでるところの近所にジムがあって。もともと私は、体を鍛えたりとかして来なかったものですから、46歳というお年頃も考えて、ちゃんと体力をつけたいないと思いました。体感を鍛えたいなって言うところが、一番の目的です」

健康第一で始めたキックボクシング。思った以上にハードだった。

「最初はきつかったんですよ。サンドバッグを蹴るだけで、足のすねがアザになったりとかで大変でした。だけど、やっていくうちにだんだん楽しくなってきました。ストレス解消にもなるし、いい汗をかけるし、あとは本当に歌にもいいんです。結構腹筋とかが鍛えられて、パンチを打つだけじゃなく、筋トレとかストレッチとかもやるので。体も柔らかくなったし、女性の方にも結構お薦めです。体は意識して動かさないとねダメですね」

鍛える一方で、病気への備えも忘れない。6月末に大腸内視鏡検査と胃カメラを受けた。

「今までやったことなくて、初めてだったんです。怖かったんですが、今の胃カメラは口からじゃなくて、鼻から管を入れてもらえるんです。やっぱり口からだと、喉を傷つけるんじゃないかみたいな不安もあるけど、局所麻酔でよく分からないうちに終わっていました(笑い)」

2年前に同じ演歌歌手の六本木ヒロシ(46)と結婚したことで、食事にも気をつけるようになった。

「それまでは好きなものを自由に食べていました(笑い)。結婚してからは、自分だけじゃなく旦那様の健康もありますから、食べ物は特に気をつけル用になりました。互いに仕事で、一緒に自宅で食事をとれないこともありますが、野菜をとにかくとるようにしています。やっぱりね、健康じゃないと、いい歌も歌えないと思うので。体調をちゃんと整えておかないと、声は出ませんからね」(終わり)

◆竹川美子 (たけがわ・みこ)1979年(昭54)1月6日生まれ、広島県出身。91年NHKのど自慢・広島江田島町大会に出場し優勝。チャンピオン獲得。テレビ番組で作曲家・叶弦大氏と出会って97年から師事。98年から静岡・伊豆長岡で内弟子生活。03年に「江釣子のおんな」でデビューし、20万枚のヒット。日本レコード大賞・日本作曲家協会奨励賞など受賞多数。夫は演歌歌手六本木ヒロシ(46)。エフエム伊豆「竹川美子のドレ美子ソラシド」(水曜午後8時30分)のパーソナリティー。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「海峡おんな出船」竹川美子、大腸内視鏡と胃カメラを初体験「よく分からないうちに終わった」