斎藤陸&鬼倉龍大ドラマ「グラぱらっ!」で熱演 美女と王様ゲームでキス、ハグ、そして…
シブイケ&キスうま俳優が“大人の闇シーン”熱演で業界に一石を投じる。斎藤陸(34)と鬼倉龍大(30)が6日から始まったABCテレビ連続ドラマ「グラぱらっ!」(日曜深夜0時10分、TVer配信などあり)第2話から登場する。元SKE48で女優の北野瑠華(26)演じる駆け出しグラビアアイドルの主人公、葛木さくらが足を運ぶ、怪しげなパーティーの参加者役で、水着姿の美女を相手に王様ゲームを持ちかけてハグやキス、次第にそれ以上の行為まで…と発展していく場面を演じる。
斎藤は王様ゲームで北野演じるさくらにキスのほか、「エッチをする」と命じて馬乗りになり「仕事を回してあげるから」とささやいて水着を脱がしにいくシーンもこなした。「物語の序盤で視聴者を引きつけるような、最近はあまりない攻めたカットになった」と振り返り「今、こうしたご時世だからこそそれぞれの姿勢を正すことにつながるかもしれないですし、あくまでもフィクションの楽しいドラマとして見ていただきたいなと思います」と話した。
22年テレビ東京系ドラマ「キス×kiss×キス」で濃厚なキスシーンを演じ、フジテレビ系「ぽかぽか」などでキスうま俳優として取り上げられるなどした鬼倉も斎藤と共に王様ゲームに興じる仲間を演じる。北野とはショートドラマで共演経験もあり「覚えていてくれてうれしかったです。今回、北野さんは主演という立場になっていて悔しい部分もありましたし、負けていられないなと気も引き締まりました」。
パーティー参加女性とキスをする“見せ場”もある。22年のドラマ出演以降、約3年間で「15回くらいやってきた」という熟練のカットで「相手の方が初めてということで、僕からお伝えできることは話しました。キスシーンはあまり横になりすぎると良くないので、鼻が当たらないくらいの縦方向で。また女性のフェースラインが見えた方がきれいなので、髪のさわり方とかも確認しながらやらせていただきました。僕らはあくまで引き立て役で、基本的には女性を魅せるんです」。
斎藤、鬼倉らのあうんの呼吸によって王様ゲームに巻き込まれる北野は当時の撮影について「不安ではあったんですけど、楽しくできました。別日にも襲われるシーンを撮っていたので、気持ちは楽でしたね」と振り返った。見どころについては「(演技中に)2人が私が気づいていないところで怪しい顔をするんですよね。それが結構好きで(笑い)」と語り「このあと狙われるんだぞみたいな、どんどんパワーアップしていく感じが面白くて好きです。私は現場で以前共演した方とまた会うことがなかったので、鬼倉さんとの再会は新鮮でした。アドリブも入れて盛り上げてくださって、そうしたことでも気が楽になりましたね。相変わらずでしたし、いい体をされているので、見せていかないといけないですよね」と笑顔で振り返った。
一方で斎藤は北野の動じない姿に驚いたことも明かした。「どう絡んでいくか気を使いながらの撮影でしたけど、北野さんは本番でも線を引く様子もなく、表情も変えずに堂々とされていて。こちらも監督が求めていることに応えられるよう思い切ってやらせていただきました。北野さんがそうした姿勢だったからこそ、いいシーンになったなと思います。自分も堂々としていないとなと思わされました」と話した。
「グラぱらっ!」は人気漫画原作で、北野演じる駆け出しグラビアアイドルの主人公、葛木さくらが、悪徳マネジャーやセクハラプロデューサーらに翻弄(ほんろう)されながらも、ひょんなことから共に暮らし、グラドルとしての大成を目指すことになった押田岳演じる隅田忍と二人三脚でスターダムを駆け上がっていくラブコメディー。6日放送の第1話では、さくらと忍の出会いシーンのほか、マネジャーが1カ月以内にさくらのSNSフォロワー数が50万人に到達しなければAVデビューさせることを宣告。第2話では周囲の手を借りながら何とかフォロワー増加を目指す場面や、怪しげなパーティーに参加する模様などが描かれる。【松尾幸之介】
◆ドラマ「グラぱらっ!」 人気漫画原作で、地上波連ドラ初主演の北野演じる主人公が悪徳マネジャーらに翻弄(ほんろう)されながらも、ひょんなことから共に暮らすことになった押田岳演じる隅田忍と二人三脚でグラビアアイドルとしての大成を目指すラブコメディー。第1話では2人の出会いシーンや、マネジャーが1カ月以内にさくらのSNSフォロワー数が50万人に達しなければAVデビューさせることを宣告。第2話で周囲の手を借りながらフォロワー増加を目指す様子や、怪しげなパーティーに参加する模様が描かれる。
◆斎藤陸(さいとう・りく)1990年(平2)12月18日生まれ、北海道出身。高校2年時に俳優を目指して上京。24歳の時に資金10万円で単身渡米して短編映画制作に励み、企画・製作・主演の映画「レッドローズクロニクル」では現地映画賞も受賞。18年帰国。映画「河童の女」、25年テレ朝系ドラマ「プライベートバンカー」など多数出演。
◆鬼倉龍大(おにくら・りゅうだい)1994年(平6)8月29日生まれ、福岡県出身。大学までボクシングに励み、東京五輪選考会の19年「全日本ボクシング選手権」準優勝で惜しくも代表を逃して引退し、役者業へ。22年テレ東系ドラマ「キス×kiss×キス」で濃厚なキスシーンを演じて話題に。25年NHK大河ドラマ「べらぼう」など出演。