白いあじざいを背に、うぐいす色の着物姿が艶やかな竹川美子(撮影・浅見桂子)

演歌歌手竹川美子(46)が、4月に発売した「海峡おんな船」がヒットの兆しを見せている。ビルボードチャート初登場11位、カラオケDAMの月間ランキングで16位になった。2003年(平15)に「江釣子のおんな」でデビュー以来、最大のヒットの予感に胸を膨らませる竹川に聞いてみた。【小谷野俊哉】

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新曲「海峡おんな船」を発売してからは、キャンペーンに力を入れた。地方回り、そしてラジオ、テレビに出演してPRした。

「5月にはNHK BS『新・BS日本のうた』やテレビ東京『洋子の演歌一直線』の出させていただきました。あと、先月放送されたフジテレビの『オールスター合唱バトル2025』にも出演しました。全部で150人近い出演者がいたんですが演歌合唱団の20人のうちの1人として出させていただきました。さくらまやさんがリーダーで、あとは木村徹二さん、西尾由紀さん、二見颯一さん、羽山みずきちゃん、舞乃空(まぬあ)ちゃんとか。演歌以外にも芸人さんとか、アナウンサーのチームもありました」。

収録は3月に行われた。フジテレビで、いろいろな問題が起きる中、ピリピリした雰囲気だが無事に終わった。

「オンラインカジノ問題のアナウンサーも、アナウンサー合唱団のメンバーとして出ていました。もっと早く放送するはずだったのが、いろいろあって6月になりました。で、放送直前に問題が明らかになって、そのアナウンサーにはぼかしが入ってしまいました。他のチームでも、問題があってぼかしになっていた人がいました。編集した方は大変だったと思います」

4月2日の「海峡おんな船」の発売から3カ月がたった。

「手応えバッチリで、今まででも最大のヒット曲になりそうです。あとカップリングが『美子の三原ヤッサ』という曲なんですけど、私のふるさと広島の民謡『三原ヤッサ』を入れていただきました。8月3日には地元の三原で、三原ヤッサの全国大会がありまして、そこで歌わせていただくことが決まっています。ご当地ソングを今までいろいろ歌わせてもらってるんですけど、ふるさとの広島を題材にしたものは初めてです。やっとというか、本当にうれしいですね。広島の人たちにも、喜んでもらえると思います」

(続く)

◆竹川美子(たけがわ・みこ)1979年(昭54)1月6日、広島県生まれ。91年(平3)NHKのど自慢・広島江田島町大会に出場し優勝。チャンピオン獲得。テレビ番組で作曲家・叶弦大氏と出会って97年から師事。98年から静岡・伊豆長岡で内弟子生活。03年に「江釣子のおんな」でデビューし、20万枚のヒット。日本レコード大賞・日本作曲家協会奨励賞など受賞多数。夫は演歌歌手六本木ヒロシ(46)。エフエム伊豆「竹川美子のドレ美子ソラシド」(水曜午後8時30分)のパーソナリティー。157センチ。血液型AB。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 竹川美子「海峡おんな出船」 フジ「オールスター合唱バトル」出演も例のアナウンサーはぼかし