藤原紀香、純白に赤い帯“日の丸カラー”着物姿 万博ジャパンデーで日本館名誉館長の大役果たす
女優藤原紀香(54)が3日、大阪・関西万博で行われた「2025年日本国際博覧会ジャパンデー」に出席した。日本館会場内で政府主催による“LIFE WILL BLOOM~いのちは、何度でも輝く~”をテーマにした公式式典・公式催事で、秋篠宮ご夫妻が出席され、石破茂首相も登壇。藤原は自作メッセージを朗読し、日本館名誉館長として大役を務めあげた。
◇ ◇ ◇
ステージでパフォーマンスを披露したダンサーが舞台を降り、客席に向かって歩き出した先に、ピンスポットライトを浴びた藤原が立っていた。純白に赤い帯を合わせた“日の丸カラー”の着物姿。「ジャパンデー」をテーマにし、自らしたためたメッセージを感情たっぷりに読み上げた。
1995年(平7)1月17日。兵庫県出身で、自身も阪神・淡路大震災を体験した。そこからの復興。「私たちは困難を乗り越える力がある。私たちは幸せを運ぶ力を持っている」と訴えた。「再生が希望を生み、希望が再生を生む。命の輝きは決して消えない」とし、「1人1人が思い、願うことでつながる結び付きが、まばゆい輝きを放っていくのです」。最後は「命は何度でも輝く。これまでも。そしてこれからも」と締めた。
イベント後取材に応じ「日本にとっての大事な日に、館長として、命に携わるメッセージを投げかけるセレモニーに参加できたのは光栄なこと」と語った。「とってつけたようになっても、個人的なことだけでもあかん。自分の中では本当に心の内を届けられたと思う」と胸を張った。
着物は7年前に一目ぼれして作ったが、これまでキリのたんすで眠り続け、この日初めて袖を通したという。「なかなか華やかすぎて、場所を選ぶので…」とし「お披露目できてうれしかった」と笑った。
また、名誉館長として「満足度ランキングで日本館はランク外なんです」と説明しつつ、「行って学びがあったランキングがあれば、絶対上位に入る」と強調した。「日本館は他と違うアプローチをしている」とアピール。日本館をより楽しむために、「イヤホンガイドをぜひ聞いてください!」と強く呼びかけた。
首相官邸には、「AIミャクミャク」が設置されている。「それがすごく成長していると(石破)首相がおっしゃっていました」と笑った。「以前行った時はそんなに話していなかったので、ビックリしました。(成長ぶりを)確認しに行きたいです」と願った。
日本館名誉館長の仕事もあり、一日中、万博会場を満喫する機会は「まだないです」というが「7月には結構来ます! メディアを引き連れて来ます!」と宣言した。【川田和博】