会見に登壇し、笑顔で見所を語る吉岡里帆(撮影・足立雅史)

女優吉岡里帆(32)が3日、タモリ(79)とノーベル化学賞受賞研究者、山中伸弥氏(62)と共演するNHKの新番組「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?(びっっくりはてな)」(12日開始、土曜午後7時半)の取材会に出席した。

NHKスペシャルの人気シリーズ「人体」で共演していたタモリと山中氏のコンビに自身もトリプルMCとして加わる新しい“知的探求エンターテインメント番組”。科学、医療、宇宙、歴史、芸術など毎回異なるテーマを取り上げ、3人の疑問や興味を探求していく。

タモリと山中氏という各界の実績あるベテランとの共演に、初回収録でのやりとりから「一筋縄ではいかない番組が始まったんだなと背筋が伸びました」と振り返った。「2人の紡ぐインテリジェンスで、お家で新しい景色を望めるような涼やかな番組になればいいなと収録しながら感じました」と語り「名コンビのおふたりですが、オンエア後には名トリオと言っていただけるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。

2人からは頭の良さや対応力の高さを絶賛された。「もったいない言葉ばかりで冥土の土産にしたい」と恐縮しつつ「収録をしているとおふたりの知的な部分を感じるとともに、すごくかわいく見えてしまって。チャーミングさと人間味あふれるところに何度もキュンとするところがあって、かわいさで負けないように頑張ろうと思いました」と振り返った。

2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で豊臣秀長の正室、慶(ちか)役での出演も決まっており、今後扱いたいテーマには歴史を挙げた。「まだ豊臣秀長について解明されていないことも多いですし、どうにか(大河の)収録期間中に深めてくださる方がいるとすごく有意義になるのかなと思っています」と笑顔で話した。

番組の進行役は平成ノブシコブシの吉村崇が務め、第1回はAIについて取り上げる。AIタモリらも登場する初回については「こういうこと言いそうだよねと話しながら盛り上がりました」と振り返った。一方で役者業におけるAIについては「俳優があまり駆使してはいけないものなのかなと思っています」と話した。

番組などの企画立案などを例にあげつつ「それがAIが考えたものになってしまったら私は少し寂しいなと。人が集まっていろんなことを話しながらやるから温かみとかが生まれると思っていますし、企画や物語には、まだまだ人の考えが入ってエンターテインメントが盛り上がっていったらいいなと思っています」と願っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 吉岡里帆、タモリ&山中伸弥氏の名コンビ加入に気合「オンエア後には名トリオに」NHK新番組