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米ニューヨーク連邦地裁の陪審が2日、性的人身売買や恐喝共謀など5つの罪で起訴された米音楽界の大物プロデューサー、パフ・ダディことショーン・コムズ被告(55)に対し、売春に関与した罪など2件で有罪評決を下した。

一方で、性的人身売買や恐喝の罪など残り3件については無罪とした。性的人身売買では最長10年の実刑となる可能性があるが、すべてにおいて有罪となった場合は終身刑になる可能性があった。

5月に始まった裁判では29日間にわたって34人の証人が呼ばれ、その中には約11年間交際中に暴行を受けた歌手キャッシー・ベンチュラも含まれていた。2016年にホテルの廊下で引きずられ、蹴らるなどの暴行を受けたベンチュラは、性的暴行を受けたとしてコムズ被告を訴えたもののすぐに示談が成立した。

裁判では、コムズ被告が主催した「フリークオフ」と呼ばれた乱交パーティーの実態について証言し、22歳のときに参加するよう強いられたことなどを明かしていた。

弁護側は本日中の保釈を求めており、審議が行われていると米CNNなどが伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 米音楽界大物プロデューサーに一部有罪判決 性的人身売買など5つの罪で起訴