横浜流星が映画化熱望の「汝、星のごとく」広瀬すずとダブル主演、藤井道人監督で実現
横浜流星(28)広瀬すず(27)が、凪良ゆうさんの小説を原作にした映画「汝、星のごとく」にダブル主演することが2日、分かった。藤井道人監督がメガホンを取り、来年公開される。
瀬戸内の島に転校してきた男子高校生と島育ちの女子高生、それぞれに心に孤独を抱えた同士が恋に落ちるが、運命に翻弄(ほんろう)される15年間を描いた。22年の本屋大賞受賞作で、売り上げは累計100万部を超える。横浜と広瀬は、凪良さん原作の「流浪の月」でも共演している。
原作を読んだ横浜が映画化を熱望し、凪良さん、藤井監督に思いを伝えたことで映画化が実現した。
主人公の1人、青埜櫂を演じる横浜は「読んだ瞬間、瀬戸内海のきれいな景色の中に、自分が櫂として生きたいと思った」という。今回で6回目のタッグとなる藤井監督、広瀬への信頼も厚く「この作品を映画にするなら、人物や世界観をさらに魅力的にさせる藤井監督しかいない。『流浪の月』でご一緒したすずちゃんが暁海として生きてくれる。奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆さまに心から感謝しています」とコメントしている。
藤井監督も「横浜流星の熱い思いから実現した映画であり、その思いに応えたい一心で覚悟を持って鋭意製作中です」とした。
藤井監督作に初出演の広瀬は、もう1人の主人公井上暁海を演じる。「いつか藤井組に参加してみたいと思っていたので、監督の現場に立てる日が来たことをとてもうれしく思います。監督と何度もやられている流星くんがいてくれるので、思いっきり頼りたいと思います」と話している。
▼凪良ゆうさんコメント 「汝、星のごとく」という小説はわたしの作家人生における1番星のような存在です。その小説がこのたび映画になります。しかも横浜流星さんと広瀬すずさんという、わたしにとって大切な存在であるおふたりと再びご一緒できる幸運とともに。監督の藤井道人さん、脚本の安達奈緒子さんをはじめとした映画チームも、この物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています。
▼脚本の安達奈緒子さんコメント 横浜流星さんと広瀬すずさんという魅力あふれるおふたりが恋人たちを演じ、藤井道人監督が2人の心の移ろいと年月の機微を形にしてくださいます。楽しみでなりません。