新曲「白睡蓮(しろすいれん)」をリリースする氷川きよし

歌手氷川きよし(47)が新曲「白睡蓮(しろすいれん)」を16日にデジタルリリース、9月3日にCDリリースすることが6月30日、分かった。

同曲の作詞は、日本の歌謡界を代表する作詞家であり、今年作詞家活動55周年を迎えた松本隆氏。作曲はロックバンドGLAYのTAKURO、音楽プロデュースおよび編曲を亀田誠治氏という豪華布陣が集結した。

「白睡蓮」は喪失と再会、そして“来世”への祈りをテーマにした、繊細で情緒豊かなバラード。人生の痛みと美しさを静かに描き出す楽曲となっており、氷川の深く透明感のある歌声が、その詞と旋律に生命を吹き込んでいる。

氷川は「私が5歳のとき、初めて人前で歌った曲が松田聖子さんの『赤いスイートピー』で、その時にたくさん拍手をもらって、歌への希望、生きる希望ができた」とその原点を語った。「その曲の歌詞を書かれた偉大な作詞家の松本隆先生が、このたびの新曲の詞を書いてくださいました」とアピールした。

また、「メロディーはTAKUROさんに書いていただき、素晴らしい方々とのタッグが実現して、ものすごく自分の背中を押してくださっているような感覚があります」と確かな手応えを感じている。「『白睡蓮』も幅広い老若男女の方に届くように歌って参りたいと思います」と思いを寄せた。

松本氏は「西麻布のレストランでKIINA.(氷川)が、赤いスイートピーをカバーしたいと話したあと、実はもう1曲新曲を作りたくて、その歌詞を書いて欲しいと言った」と振り返り、「まだ新作を作る才能が自分に残ってるか不安だったが、演歌系の歌唱力の高い人が、上質なPOPSを歌いたいという言葉にぼくは弱い。引き受けてしまった」という。

また、「曲が出来上がり、サウンドが出来上がるたびに涙がにじんだ」とし、「以前、いい詞とはどんな詞ですかと質問され、生と死が描かれてる詞と答えた。この『白睡蓮』はその意味で、ぼくの代表作のひとつになるかもしれない」とコメントしている。

また、TAKUROは「僕が多大な影響を受けた松本隆さんの美しい詞と、亀田誠治さんの編曲で素晴らしい楽曲に仕上がりました」とし、「生きている中で感じる痛みやすれ違い、再会の願いを、氷川さんの歌声がやさしく、そして力強く届けてくれています」とした。また、「『白睡蓮』が、皆さんの心の中に静かに咲いてくれることを願っています」とメッセージを寄せた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 松本隆氏&TAKURO&亀田誠治氏 豪華作家陣が手がける氷川きよし新曲「白睡蓮」