会見するフジテレビ清水社長(撮影・中島郁夫)

フジ・メディア・ホールディングス(FMH)およびフジテレビの社長に就任した清水賢治氏が25日、都内で同日に行われたFMHの株主総会と取締役会後に報道陣の取材に応じた。

今後の社内改革の中で、質疑応答では「番組が変わらないとなかなか世間に会社が変わったとは思わせられないのではないか」と質問が飛んだ。清水社長も「おっしゃる通りで、非常に大きなポイントだと思っております」とし「その中で次の改編ポイントは10月。ただ、どこまで思っているような、変わったと浸透できるような番組ができるのか。今、編成が鋭意考えていると思いますが、何とも申し上げられないですが、そう感じられるものを少しでも見せていきたい。変わったと一目で分かる番組をつくりたいと思います」と力を込めた。

今回の株主総会では中居正広氏と元局員でアナウンサーだった女性との間で起きた性加害問題をめぐる一連の対応などに端を発し、抜本的改革案なども提案した。また、会社側が提案した清水社長や、ファミリーマート元社長の澤田貴司氏ら取締役11人全員が投票の末、選出される結果に。「物言う株主」として開催前からさまざまな意見を主張していた米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツが提案した候補者は12人全員が否決された。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 フジ清水社長「改編ポイントは10月。変わったと一目で分かる番組をつくりたいと思います」