フジ・メディア・ホールディングスの株主総会出席を終えたドクター中松氏(撮影・野上伸悟)

国際創造学者で発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=97)が、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の定時株主総会後、日刊スポーツの取材に応じた。約30年、続けた株主の目から見て「ダラダラとして、つまらなかった」と一刀両断した。

午前10時の開始から、およそ4時間半に及んだ株主総会を終え、中松氏は「長かった…」と漏らした。「フジと株主側、双方が上ずったような声で、しゃくし定規のことばかり言っていて中身がなく、面白くなかった」と苦言も呈した。

激震のきっかけとなった、中居正広氏の元同局女性アナウンサーに対するトラブルに関し、株主から損害賠償を払うべきとの声も出たという。ただ、FMH側は第三者委員会の調査結果を元に、当時の港浩一前社長(73)と大多亮元専務取締役(66)を提訴することを示すにとどまったという。

途中で帰った株主も少なくなかったという。その中、高齢の中松氏が最後まで参加しているのを見た一部の株主から「中松さんだって律義に残っているのに、つまらない質問ばかりして。最後に議決の拍手だけするためにいるなら早く終わりなさいよ!」との声も上がったという。

中松氏は、フジテレビが提案した取締役7人が選任されたことを踏まえ「フジは、選んだ取締役で(改善が)できる旨、語ったが具体的なことを示さなかった。内容的には0点」と断じた。一方で、自身が提出した「フジ再生ドクトリン」をフジ側が受けとり、質疑応答の早い段階で指名した点は評価し「新しいフェーズに入っていかないとフジは変わらない」と訴えた。

【村上幸将】

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 フジ株主総会出席のドクター・中松氏が苦言、「長かった…」「中身ない」「内容的には0点」