「ダウンタウンチャンネル(仮称)」今年秋ごろ設立予定 吉本以外の芸人らからもコラボ依頼多数
今夏に開設を目指していたダウンタウンによるインターネット配信サービス「ダウンタウンチャンネル(仮称)」が今年秋ごろをめどに設立予定であることが24日、分かった。若手から中堅、所属の吉本興業以外の芸人らからもコラボレーション出演の依頼が多数入っているといい、広告関係者は「母体のみならず、他の配信プラットフォームでもコンテンツを扱う話もある」と語っている。
別の関係者は「本人たちは後輩芸人に大喜利などをやってもらうといった企画も考えているようだ」と明かしてた。音楽からスポーツ、トークなど多様なテレビ番組で手腕を発揮してきた2人だけにコンテンツ制作の可能性は広く、同関係者は「エンタメ要素の凝縮されたコンテンツ作りは十分可能」と期待を込めている。
吉本興業は昨年12月に国内外の企業からの出資を受け、海外販売などのビジネス展開を視野に入れたファンドを設立。数十億円規模を想定しており、資金は今回のチャンネルの第1弾コンテンツ制作にも充てられる見込みとなっている。取材によると、同チャンネルは吉本の関連会社でチケット販売などを担う「FANY」内で展開予定。必要に応じて課金するサブスクリプション(定額)制となる見込みだ。
ダウンタウンは松本人志(61)が週刊誌に女性への性的行為強要疑惑が報じられた影響などで、昨年1月から出版社との裁判に注力するため活動休止。同11月に双方合意のもと裁判は終結したが活動の休止したまま。復帰の場として濃厚な同チャンネルでの動向に注目が集まっている。