吉沢亮主演映画「国宝」152万人動員、21・4億円突破「うれしい限り」大ヒット御礼あいさつ
俳優吉沢亮(31)が23日、都内で公開中の主演映画「国宝」の大ヒット御礼舞台あいさつに李相日監督(51)と登場した。22日までの17日間で観客動員152万人、興行収入21・4億円を突破している。
吉沢が演じているのは任〓(人ベンに峡の旧字体のツクリ)(にんきょう)の一門に生まれながら、歌舞伎の名門の家に引き取られて女形として才能を開花させる立花喜久雄。名門の御曹司として生まれた大垣俊介(横浜流星)と切磋琢磨(せっさたくま)しながら芸を磨いていく。
吉沢は「この作品、たくさんの人に見ていただいてうれしい限りです。今までにないくらい、知り合いからメッセージをもらいます。同い年の役者から『やっぱり役者ってカッコいいものなんだな』とメッセージをもらってグッと来ました」。
海外でも高い評価を受けていることに「我々の作品に込めた思いとかメッセージを受け止めてくれた。日本の伝統芸能が受け入れられた」と笑顔を見せた。
李監督は「年齢問わず幅広く見ていただいていることがうれしい。特に映画館で見たいという声がうれしいですよね」と話した。
ビルの上で舞うシーンについて吉沢は「ちょっとした台本はあったんですけど、頭からケツまでの長回しを3テーク。3テーク目が使われたんですけど、今まで言ってないせりふを急に言われた」。
李監督は「ベースのものを決めて、ナイトシーンの予定だったけど、撮影当日に現場に行ってスカイライン(日没)でやろうと決めた。正味30分くらいの勝負で、リハーサルの時に切らないで長回ししようと決めました。あとはアドリブというか、その場の反応。見事だった」。吉沢は「ありがとうございます」と笑顔を見せた。