橋下徹氏が違和感指摘、日テレの国分太一巡る社長会見と言動「説明の仕方は報道機関として…」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が23日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)に生出演。無期限での芸能活動休止を発表したTOKIOの国分太一(50)をめぐる日本テレビの会見について言及した。
会見で同社の福田博之社長が「プライバシー保護」というワードを何度も繰り返し、「コンプライアンス違反」の詳細を明かさなかったことを、番組内で取り上げた。
橋下氏は日テレ側の報道姿勢について「コンプラ違反の内容のところですね、説明のところを報道機関であるテレビ局がプライバシーの名の下に事実を隠すのはいいのかな?と思います」と投げかけた。
「テレビ局、報道機関っていうのは人のプライバシーを暴くことが仕事なんですよね。もし日本テレビがこういう形でプライバシーを理由に事実を説明しなければですね、これいろんな事件で言ってほしくない被害者いっぱいいるんですよ。死亡事案でも事故事案でも」と語った。
「でも日本テレビのニュースっていうのはそういうことを報道だという名の下に報道してるわけですね。今、刑事事件においては、プライバシーの名の下で『守っていかなきゃいけないよね』っていって性的な暴力の被害者が特定されないように、しっかり守りますと」と続けた。
そして「事案の中身は裁判で当然公開されるわけですから。事実は公開されるんです。ただ、被害者が特定されないようにする。差別につながるような個人情報を出しちゃいけないよねと。ここはルール化されてますけども」と前提を話した上で「報道機関である日本テレビが反社会勢力とは関係ないとか、いろいろ言ってますけども、結局なんなの?ってみんななっちゃうんですよ」と指摘した。
さらに「プライバシーの観点で言えない部分があるのは分かります。その他のことは日本テレビのニュース報道を見れば、どんどん暴いていると思うんですけどね」とした上で「説明の仕方は報道機関としては間違っている、違うと思います」と言葉に力を込めた。
福田社長は会見の中で断片的に「プライバシー保護の観点から行為については話せない」「過去の事案」「複数ある」「国分さん個人の問題」「刑法違反にあたらない」「反社会的勢力との関係などではない」などと語っていた。