フジテレビ社員、ネット賭博疑いで逮捕「当社社員が逮捕されたことを重く受け止めております」

フジテレビ（2025年1月）

オンラインカジノを常習的に利用したとして、警視庁は23日、鈴木善貴容疑者（44＝東京都品川区）を逮捕した。同容疑者はオンラインカジノサイトにアクセスし、違法に賭博した疑いがもたれている。これまでフジテレビ系バラエティー「ぽかぽか」（月～金曜午前11時50分）の総合演出なを担当。同局は日刊スポーツの取材に「逮捕されたのは事実です」と認めた。

同容疑者はオンラインカジノの常習性が高く、関係者によると、今年3月からの数カ月で約1億5000万円を超える大金を賭けていたという。フジテレビの社内調査で懲戒処分を受けた後も賭博行為を繰り返しており、「会社を舐めていた。続けていてもばれないだろうという気持ちがあった」などと話している。

また、フジテレビは社員の逮捕を受け、コメントを発表した。「当社社員がオンラインカジノで賭けを行い、本日常習賭博容疑で逮捕されました。当社としましては、当社社員が逮捕されたことを重く受け止めております」とし、「今後も警察の捜査に全面的に協力するとともに、再発防止に向け取り組んでまいります。視聴者や関係者の皆様には、ご迷惑をお掛けいたしましたことを、お詫び申し上げます」と謝罪した。

「ぽかぽか」では、5月28日から番組を欠席していた水曜担当の山本賢太アナウンサー（27）が、過去にオンラインカジノを利用していたことを、同局が11日に発表。山本アナは「様々な情報をお伝えする立場にある者として極めて不適切な行動であったことを、深く反省しております。自らの浅はかな判断によって、信頼を損なう結果となり、言葉では尽くせぬほどの後悔と恥ずかしさを感じております。今後、同じ過ちを繰り返すことのないよう、自らを厳しく律してまいります」と謝罪していた。