「あしたのジョー」力石徹のモデルとなった空手家・山崎照朝さんが死去 77歳、胆管がん
漫画「あしたのジョー」の力石徹のモデルとなった空手家、キックボクサー、歌手、ジャーナリストの山崎照朝(やまざき・てるとも)さんが22日、胆管がんのため亡くなった。77歳だった。23日に公式フェイスブックが発表した。
公式フェイスブックは息子が発表した文書を掲載。「【ご報告】6月22日、父・山崎照朝が永眠いたしました。享年77歳でした。胆管がんとの闘病の末、静かに旅立ちました。生前お世話になった皆さま、父とご縁を持ってくださったすべての方に、心より感謝申し上げます」とした。その上で「病と闘う中でも、父は最後まで一切弱音を吐くことなく、周囲に気遣い、毅然とした姿勢を貫いてくれました。その強さと優しさは、家族にとって何よりの支えでした。取り急ぎのご報告となりますが、どうか父の冥福をお祈りいただけましたら幸いです」とつづった。
山崎さんは、1969年(昭44)に極真会館の第1回全日本選手権大会で初代王となった。キックボクサーとしても活躍し、71年の引退後は、女子プロレスも指導し、全日本女子プロレスではクラッシュ・ギャルズの師匠となった。格闘技評論家、ライターとしても活動し、東京中日スポーツでは1月31日までコラム「山崎照朝 撃戦記」を展開していた。