新曲「ジモンジトウ」発売記念ミニライブを行ったおかゆ(撮影・川田和博)

シンガー・ソングライターおかゆ(34)が21日、東京・渋谷109店頭イベントスペースで、新曲「ジモンジトウ」発売記念ミニライブを行った。

演歌・歌謡曲が大好きだった母の影響を受け、歌手を目指した。その母は17歳の時に亡くなった。「1人で生きていかなければならない過酷の時代もあったけど、それでも母が音楽を、歌を、夢を残していてくれたので、それが今、私を強く奮い立たせてくれていると思います」と振り返った。「今日ここまで、夢をかなえてこられるまで強く、毎日を生きてこられたのは、母の存在が一番大きいです」と胸を張った。

「これからも、ファンの夢と自分の夢と」と語ると、「自分の夢は今日1つかなえたので、また新しい目標をたくさん作って、天国の母に“元気で生きているよ”と伝えていけるような表現をしていきたい」と熱く語った。

当面の目標には「来年、母が大好きだった高橋真梨子さんが毎年立っていた東京国際フォーラムのホールCを目指していた」と過去形で話した。その理由を「スケジュールが空いていないことが分かって、ちょっと安堵(あんど)とした」と笑いつつ、「再来年は公演したい」と意気込んだ。

また、「いろんな状況で生活している子がいると思うけど、今の若い方は夢とか目標があまりない」と嘆いた。自らの経験を踏まえ、「夢や目標があれば輝くし、何かに向かうのはすごく楽しい。何かになりたい、いいな、好きという気持ちは、生きるエネルギーになると改めて最近気付かされた」という。「何歳になっても、どんな状況でも夢や目標は持ち続けたいと思ったし、持って欲しい」と熱いメッセージを送った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 34歳シンガー・ソングライターが語る亡き母への熱い思いと自らの経験を踏まえたメッセージ