日本テレビ

元大阪地検検事の亀井正貴弁護士が20日、日本テレビ系「サタデーLIVEニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に出演。過去のコンプライアンス上の問題行為が発覚し、同局系「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板することが決まったTOKIO国分太一(50)をめぐる日本テレビの会見について解説した。

番組では国分の活動休止の話題を取り上げ、同局福田博之社長が会見する様子を伝えた。福田社長が、国分を起用にした責任は認めた上で、事案の詳細については「プライバシー保護の観点から、行為についてお話しすることはできません」などとして、説明を控えたことなども伝えた。

亀井氏は会見について「一番のポイントは、企業責任がないということ、いわゆるガバナンスの問題ではないということ、だから経営責任の問題ではないということをまず明言するということ。だからポイントはここであると明言した上で、何が問題かというと、それは別の、国分さんに関係するプライバシーの問題である、と。ということで、切り分けて明確にしたということですね」と、日テレの意図を推察した。

足立夏保アナウンサーから「『起用したことについて責任を感じる』とは話したものの、企業としては、問題についてはかかわっていないということを明確にしたかったということですか」と聞かれると、亀井氏は「そうですね。基本的には、(会見から)受け取れるのは、業務関連性については非常に薄いかないか、ということを言ってますから、企業の問題ではなくて個人の問題だ、と。結果責任、的なニュアンスを感じます」と指摘した。

足立アナからは「今回、社長が自ら説明を行ったわけなんですけれども、これは昨今のフジテレビ問題なども影響しているんでしょうか」とも質問。亀井氏は「これは明らかにフジテレビを学習していると思いますね。おそらく、本来やるべきでありますけど、コンプラ委員会が活動して、コンプラ委員会から弁護士に発注して、さらに経営の取締役会を開いて、経営責任チームが共有しているわけですよね。責任もそこで明確にして分散しているわけですよね」と認め「その上で、1人で会見してますよね。お聞きしていることによると、時間無制限ですから、フジテレビを学習して、やるべきことを先例としてやった、みたいなイメージですね」と私見を語った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 日テレ会見は「明らかにフジテレビを学習している」国分太一めぐる社長対応 弁護士指摘