秋元順子が77歳バースデーライブ 自ら構成・演出の約2時間半、ジャンレスの全23曲を歌唱
歌手の秋元順子(77)が20日、東京・江東区のティアラこうとう大ホールで、恒例の「バースデーコンサート」を行った。
今年の構成・演出は秋元自身が手がけた。バンドによる情熱的な「リベルタンゴ」で登場。「君ほほえめば」「雨のブルース」「Pretend」などをしっとりと歌い上げた。
昨年12月発売のアルバム「ハンサム・レディ~カバーコレクション~」に収録の「君は薔薇より美しい」「カサブランカ・ダンディ」などの名曲も披露し、観客を昭和歌謡へと誘った。
「会津磐梯山~リンゴ追分」はメドレー形式で歌い上げ、民謡特有の力強さと情感豊かな表現を融合させた。
後半は青いドレスに着替えて登場。ファッションショーのように舞台を練り歩きながら「マディソン郡の恋」「雨の旅人」などに加え、代表曲「愛のままで」は特別なジャズアレンジで歌い上げた。
コンサートは洋楽、昭和歌謡、民謡などジャンルを超えた選曲で、会場を圧倒する迫力のステージを展開。円熟味を増した歌声と軽妙なトークで満員の観客を魅了した。
約2時間半にわたるステージは全23曲を歌唱。78歳を迎えるとは思えないエネルギーと気品に満ち、いつまでも変わらない歌声で会場を1つにする力強いステージを見せつけた。
また同日、最新曲「北の防人」のミュージックビデオをYouTubeで公開した。
秋元は05年に58歳でメジャーデビュー。その3年後、女性歌手としては最年長でNHK紅白歌合戦に初出場している。