国分太一(2022年撮影)

株式会社TOKIOは20日、コンプライアンス違反があったとして、国分太一(50)の無期限の活動休止を発表した。先だってこの日、過去のコンプライアンス上の問題行為発覚を受けて「ザ!鉄腕!DASH!!」を制作する日本テレビも、福田博之社長(63)が異例の会見に臨み、参加46媒体76人の報道陣の前で国分の降板を発表した。国分はレギュラー番組を多数抱えているが、休止や差し替えの動きが広がり、ジャパネットホールディングスは出演CMを差し止めた。また、県庁内に「TOKIO課」を置くなど、関係の深い福島県でも対応に追われた。

   ◇   ◇   ◇

TOKIOとしてCM出演する「ふくしまプライド。」を展開する福島県は20日、日刊スポーツの取材に今後について、「何も決まっていない」と話した。メンバー3人で同県の農産物をPRするCMに出演。CM契約は本年度も継続しており、担当者は「現在CMを制作中」と明かしたが、「情報を収集している最中で、現時点で何も決まっていません」とした。

同県庁内の「TOKIO課」も「現段階で、特にコメントはありません」とした。株式会社TOKIOが21年4月1日、福島の復興を応援する「福島を楽しんでもらう」プロジェクトを発表。同県は同社と連携し、県の魅力を広く発信するため、企画調整課内に株式会社TOKIOとの窓口となる同課を立ち上げた。「ザ!鉄腕!DASH!!」の人気企画「DASH村」は、スタート時の00年から東日本大震災の発生前まで同県浪江町でロケを行うなど、福島との縁が深い。

また、国分が社長を務めるTOKIOのプロジェクト「TOKIO-BA(トキオバ)」もこの日、事業活動について期間を定めず休止、休園すると公式サイトで発表。「誠に申し訳ありませんが、現在、現地にお越しいただいても、対応できる状況にありません」などと謝罪した。22年5月、アウトドア好きの国分の発案で始動。福島・西郷村にある約8万平方メートルの敷地で、農業など自然と触れ合うフィールドを運営する。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 国分太一活動休止に縁が深い福島県「時点で何も決まっていません」農産物PRするCM出演