XJAPANのYOSHIKI(中央)プロデュースの「美麗 Bi-ray」。左からCocomi、Emi、1人おいてHinata、Michelle(2025年5月撮影)

X JAPANのYOSHIKIがプロデュースする女性ボーカルグループ「美麗-Bi-ray-」が20日、世界デビューを飾る。武器は4オクターブを奏でる圧倒的な歌唱力。この日デジタルリリースされたデビュー曲「Butterfly」は、米ハリウッド映画「BRIDE HARD」の主題歌に起用が決定し、新人としては超異例のスタートダッシュとなる。このほどYOSHIKIとメンバー4人が本紙などの取材に応じ、デビューを迎えた心境や将来的なビジョンについて語った。

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平均年齢は14・75歳。若き才能に世界的ミュージシャンのYOSHIKIが「全員が世界に羽ばたけるボーカリスト」とほれ込んでいる。デビュー曲は夢や理想に向かう姿を“蝶”に表現した楽曲。Emi(16)は「これからの私たちにぴったり」と喜び、Michelle(14)は「みんな仲が良いので、デビューが決まってとってもうれしかった」と無邪気に笑った。

以前YOSHIKIが審査員を務めた音楽番組に4人が出演したことが縁となり、グループを結成。グループ名も期待度の高さの表れ。「美麗」は、X JAPANの楽曲の歌詞に登場する言葉で「いつか女性グループをプロデュースすることになってイメージが合うなら使おうと。惑星が一列に並ぶみたいな瞬間が来た感じがした」とYOSHIKIを言わしめた。

武器は4オクターブを奏でる歌声。デビュー前の4月にはドジャースタジアムで米国国歌を歌唱し、国内外の業界関係者をうならせた。4人中3人が海外にバックグラウンドを持ち、国外を舞台にした活動も今後ビジョンの1つ。近年ではJ-POPが世界的で評価されることも多く、YOSHIKIも「そこのど真ん中に行けるんじゃないかって確信を持っています」と見込んでいる。

目指すのは世界を舞台にした活躍。Hinata(15)は「ワールドツアーを目指したい」と掲げ、Cocomi(14)も「コーチェラとか大きな世界的なステージに出たいです」と瞳を輝かせる。原石のさなぎから蝶々へ、伸びやかな歌声に乗って、4人が羽ばたきだした。【望月千草】

◆Hinata 2009年(平21)8月4日、神奈川県生まれ。グループでは面倒見の良いお母さん的存在。多様な音域をカバーできる器用さがあり、ダンスもハイレベル。

◆Michelle 2011年(平23)4月27日、東京都生まれ。カナダ人の父を持つ。グループではムードメーカー。英語はネーティブ。声は中音域で太く、右肩上がりで成長中。

◆Cocomi 2010年(平22)7月22日、神奈川県生まれ。母はフィリピン人で歌手。グループでは愛されキャラ。エアリーな声質と音域の広さが特徴。

◆Emi 2009年(平21)1月23日、京都府生まれ。ロシア人の母を持つ。武器は地声で高音域を出せる歌声。しゃべるとたまに京都弁。グループでは甘えん坊キャラ。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 YOSHIKIプロデュース「美麗-Bi-ray-」世界デビュー超異例ハリウッド映画主題歌も