関西テレビの岡宏幸代表取締役社長(撮影・阪口孝志)

関西テレビ(カンテレ)の夏季社長会見が19日、大阪市内の同局で行われ、尾谷牧夫新会長(67)と岡宏幸新社長(56)が抱負を語った。

系列キー局のフジテレビの一連の騒動を受け、同局では4月4日付で大多亮氏が社長職を辞任、株主総会までの限定で、前会長の福井澄郎氏が社長を兼務していた。この日の取締役会で両氏の就任が決定し、福井氏は退任。取締役に名前を連ねていた日枝久氏も退任した。

大多氏への退職金慰労金について、岡氏は「当社は退職する役員に対しての慰労金を、制度として2009年に止めております。大多元社長はそれ以降の就任でございますので、退職慰労金の支給はありません」と説明。

一方で、日枝氏は1994年6月から取締役に名を連ねており、岡氏は「09年以前に当社の役員になられた方には、そこまでの制度適用分が残っておりますので、支払いはするということになります」と09年までの15年間分の退職金慰労金は支払うと明言した。金額については「申し訳ありません。お伝えすることができません」と苦笑しながら応じた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 日枝久取締役に退職慰労金 金額は「申し訳ない…」関西テレビ社長辞任の大多亮氏は規定でなしも