鈴木康博の音楽生活55年を振り返った書籍「鈴木康博アーカイブス 77/55」

オフコースのオリジナルメンバーで、シンガー・ソングライターとして活動する鈴木康博(77)の音楽生活55年を振り返った書籍「鈴木康博アーカイブス 77/55」(シンコーミュージック、税込み5000円)が、今日17日に発売される。

77歳の誕生日の“7並び”とデビュー55周年の“5並び”を迎えた鈴木を祝うため、友人の音楽評論家富澤一誠氏(74)が奮起。長年にわたって私的に保管してきたライブのセットリストやリリース情報などの紙資料を元に構成し、鈴木本人や友人の歌手杉田二郎(78)なども掲載する。

企画・監修を務めた富澤氏は「名誉教授を務める尚美学園大学(埼玉県川越市)に『Jポップ・ライブラリー』を開設しました。手前みそながら私が音楽評論家として54年間にわたって収集した吉田拓郎、井上陽水、アリス、オフコース、松任谷由実、中島みゆきなど5159アーティストの約8万点に及ぶさまざまな資料をそろえています。二度と手に入らない貴重なものばかりです。これらの紙資料は、これまでは倉庫に眠っていて、まさに“宝”の持ち腐れ状態にありましたが、このたび、閲覧可能な状態になりました」と説明。

そして「『音楽文化遺産』ともいうべき資料は私個人のものではなく、音楽業界全体の貴重な『共有財産』です。この資料を有効に使って音楽業界に恩返しをしたい」と出版に至った経緯を明かした。

今回の「鈴木康博アーカイブス77/55」は“恩返し”の第1弾だという。「オフコース及び鈴木康博ソロ時代の資料のほとんどは宣材用として使用されたもの。非売品であり、本邦初公開。あけてびっくり玉手箱で、まさに『お宝資料』と言っても過言ではありません」と紹介している。

デビュー50周年の時のインタビュー映像もDVDとして付録にした。A4サイズのハードカバーで288ページ。重さは1・4キログラムもあって、中身も重さも重厚感のある1冊になっている。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 鈴木康博の音楽生活55年詰めた書籍発売 288ページで1・4キロ、中身も重さもヘビー級