自伝「WON'T BE LONG バブルと泳いだ人生」を発売したブラザー・コーン

バブルガム・ブラザーズのブラザー・コーン(69)が24日、都内で自伝「WON'T BE LONG バブルと泳いだ人生」の発売記念会見を開いた。2023年(令5)8月にステージ2の乳がんを公表。昨年1月に手術を受けて、同3月に復帰した。

コーンは「いろいろな病気をしたり波瀾(はらん)万丈な経験をしたんで、終活の一環として残したいと思っていました。いろいろカットした部分もあるけど、いい本に仕上がっているんじゃないかと思う。業界の友達とかは僕のSNSで見て、書いてる途中に問題が出てきて20ページくらいカットしたっていう裏話をしたら、そこだけ本にしてと言われました。暴露本ではなく自爆本。ジジイのこんな生き方もあるんだと思ってもらえれば」と話した。

40代で腎不全になり夫人から腎臓移植、50代で前立腺がん、60代で乳がん。

「病気のデパート。一番大きかったのは腎臓移植。妻からもらったけど、余命3年から5年と言われた。それから気をつけなきゃいけないと思った。がんは何の痛みもかゆみもない。今度も背中の脂肪の塊のしこりから始まった。それで調べたらステージ2だった。一度も死ぬかもしれないと思ったことがなかったけど、今回だけはトシ(年)だけに腹をくくった」

思いを吐露し「スキンヘッドにしたら、皆が出家したの? と言うから、早めにカミングアウトした。今は筋肉も落ちちゃっている。抗がん剤を去年の12月に止めて、20キロくらい体重が落ちたけど、月に1回の検査も受けているので、大丈夫。ご安心ください」と続けた。

「遊びを真面目にやる! 仕事は遊び心でやる」をモットーに生きてきた。

「『病気とスキャンダルは早期発見、早期治療』が今の座右の銘。やりたいことがいっぱいあって、まだまだ死ねない。恩返しもしたい、できるわけないけど。もういっちょと頑張って、いい歌を声が出る限り歌いたい。この本は遺書パート1です。遺書パート5くらいまで書きたい(笑い)」

70代について聞かれると「交通事故で即死(笑い)。それでもらったお金で親戚が生きていければ」と笑った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 乳がんから復帰のブラザー・コーン、自伝発売 「暴露本じゃなく自爆本」