ツートライブ、SECOND優勝で変わった世界「普通席→グリーン」「チャリンコ→車」
「THE SECOND~漫才トーナメント~2025」で優勝したツートライブが24日放送のMBSテレビ「せやねん!」(土曜午前9時25分)にVTR出演。あらためて大会について語った。
周平魂(41)が優勝トロフィーを軽々と持ち上げて披露すると、たかのり(41)が「たぶん、『THE SECOND』の(出場者の)人って、お年を召した人が多いじゃないですか。(トロフィーを)軽めに作ってくれてるらしいんですよ」と説明。周平魂も「あんまり撮らんといてください。木ってバレる」と笑わせた。
周平魂は、同番組のロケ企画に出演した際、水たまりの水を飲むというボケを披露していたことから、「そいつがチャンピオンになれんのか? ほんまの意味で泥水すすってた」と苦笑。たかのりも、「毎朝、起きて夢じゃないか確認するんですよ。日にちが過ぎてるか。SNSも見て『合ってる、夢じゃなかった』っていうのをずっと繰り返してます。まだ」と、ともに優勝の実感がない様子をうかがわせた。
しかし、優勝後に初めて大阪の劇場に出演した際には、観客から大きな拍手が起こり、帰る際にも道の両側に観客が花道を作るなど温かい祝福を受け、「どう反応していいか分からん。照れてもうて…」などと振り返った。
また、芸人仲間からも何百通ものお祝いメッセージが届いたが、周平魂は先輩のトミーズ雅(65)に、「雅さんからメッセージが来てないな…」とポツリ。一方、健(65)について、周平魂が「ちょっと(健と)たかのりがかぶる所がある」と指摘すると、たかのりが「『なんでやねん』とは言いたくないけど…。“健ちゃんパウダー”とか、やらへんやん」と反論。
しかし、たかのりが「えてこまし~」と自身のギャグを披露すると、周平魂が「(ギャグを)やった後のくるむ空気感が(健と)似ている」とイジり、たかのりは「スベっとるだけやろ!」と返した。
改めて今後について問われ、周平魂は「(優勝で)漫才師という1本の軸を持てた。全国のテレビに出て活躍して、週末は寄席を見に来てもらって『漫才も面白い』っていう。自分らの毎年のツアーも成功させて…」と理想を語り、「主軸は漫才」とキッパリ。
たかのりも「(18年間)何も結果が出ていなかったので、勢いある人、人気ある人のサブで呼ばれる…みたいなのを、やっと自分らの力で立てて、還元していきたいと思っている所です」と力を込めた。
スタジオでは、雅は「ロケもおもろいやん。腕(技量がある)。18年やっとんねんで。やっとこさっとこ、しゃべってみんなが聞くようになった」とねぎらった。
健は、たかのりが続けているギャグに「絶対、捨てたらあかんで。やり続けたらな、ご飯が食べれるからな」とアドバイスを送った。
今回の優勝で、ツートライブは賞金1000万円のほか、22番組の出演権などを獲得。雅は「(優勝後の)十何時間で、オファー37本。マネジャーの電話に。すごいなあ」と、さっそく優勝効果があったことに感心する。
さらに「行きしな(往路)は(新幹線の)普通席やで? 帰りはグリーン。ここからずっとグリーンやからね、吉本は。いっぺん上がったら、下がれへんわ」とも。
「これまで交通費は出ないんやけど、(優勝で)タクシー乗り放題になったんやな。これまでチャリンコで行ってたんが、車が来るようになった。急に変わるねん。吉本はすごい会社やねん。急に変わるから」と、優勝で移動時の待遇もガラリと変わることを指摘していた。