JR浦和駅前でゲリラライブを開催したアイボリーズの、左からマヂカルラブリー村上、ジェラードンのアタック西本、囲碁将棋の根建太一(C)テレ玉

吉本興業所属のお笑い芸人ユニット「大宮セブン」の冠番組としてテレ玉で放送中の「それゆけ! 大宮セブン」(火曜午後11時半)内で、23年6月に結成したバンド「アイボリーズ」が21日、JR浦和駅前でゲリラライブを行った。その場に、ロックバンド・フラワーカンパニーズがサプライズで駆けつけ、7月23日に東京・下北沢シャングリラで対バンライブを開催すると電撃発表した。

アイボリーズと、フラワーカンパニーズの縁は深い。アイボリーズのボーカル・ジェラードンのアタック西本(37)が作詞し、24年12月にリリースしたオリジナル楽曲「ボディブロー」には、フラワーカンパニーズが楽曲を提供。番組では、フラワーカンパニーズのボーカル鈴木圭介(56)から「いつかどこかで対バンができたらいいですね」とエールを送られる場面もあり、夢の共演が実現することになる。対バンライブのタイトルは「それゆけ! 大宮セブンpresents『はぐれ者たちの宴』フラワーカンパニーズ×アイボリーズ ツーマンライブ」に決定した。

アイボリーズは「それゆけ! 大宮セブン」メンバーが、音楽イベントへの出演を目指して番組内で結成を発表したバンド。きっかけは、23年4月に放送開始から1周年を迎えたことを受けて、同5月にさいたまスーパーアリーナで開催されたロックフェス「VIVA LA ROCK」(ビバラ)に、お笑いメンバーとして出演したことだった。

翌6月に、マヂカルラブリーの村上(40)が、ともに音楽好きのGAGのSJ(41)と囲碁将棋の根建太一(44)を居酒屋に呼び出し「ビバラで(お笑いの)コーナーやりたくないっすよ、僕は。バンドを組みたい!! やるだろ、バンドを!! バンドで、ビバラを目指しましょう」とバンド結成を直訴。SJから「スカパラ、エレカシ、大宮セブンバンドはキツイって」と反対されるも、村上は「すごい、ちゃんとやればいける」と譲らなかった。

ただ、自身は楽器をやった経験はないことも明かし、根建から「リーダーは村上君で良いでしょ」と言われるも「リーダーは根建さん」と託し「僕はエース。プロデューサー」と言い切った。その場で、担当はギターが村上、キーボードがSJ、ベースが根建、そしてドラムが、その場にいなかったものの小鼓をやっているという理由で、すゑひろがりず南條庄助(42)に強制的に決定。そのもようは23年8月1日放送回で放送された。

バンドの顔となるボーカルのオーディションは、23年10月13日に吉本興業本社で開催。オーディションに参加したのはバンドメンバー以外の9人で、ほぼ台本なしのガチオーディションが行われた。

テレ玉の23年11月14日放送回では、村上と根建が“楽器の街”東京・御茶ノ水でMyギターとベースを購入するもようを放送。村上がギター一式で14万3470円、根建がベース一式で11万5170円を、それぞれ自腹で購入。村上は「妻が音楽業界にいたので」と、同7月に結婚したニコニコ動画の動画ジャンル「踊ってみた」での活動で知られる踊り手いとくとら(読み方:いくら=35)を通じて関係者にギターを教わっていると明かした。同12月31日の大みそかに初ライブ「大宮セブンブギウギ初Live2023~終わりの始まり~」を開催。その席上で、アタック西本がボーカルに選ばれたこと、そしてバンド名がアイボリーズに決まったことが発表された。

24年7月には、初のオリジナル楽曲「アイボリーズのテーマ」をリリースし、同12月にはフラワーカンパニーズが楽曲提供した「ボディブロー」をリリース。現在は、オルガン・インストゥルメンタル・バンド「YOUR SONG IS GOOD」との楽曲制作も進行中で、アーティストとのコラボ企画が注目されている。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 それゆけ!大宮セブン内バンド「アイボリーズ」ゲリラライブ 7月フラワーカンパニーズと対バン