マイケル・J・フォックスが5年ぶりにドラマで俳優復帰 20年の出演後に2度目の引退表明
米映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで知られ、パーキンソン病の闘病のため2020年に2度目の引退を表明していた俳優マイケル・J・フォックス(63)が、5年ぶりに俳優復帰することが分かった。Apple TV+のドラマ「シュリンキング:悩めるセラピスト」シーズン3にゲスト出演することが、21日までに発表された。
フォックスの役どころは現時点で分かっていないが、同作では俳優ハリソン・フォードが気難しいセラピスト役を演じている。
20代でパーキンソン病と診断されたフォックスは、1998年に病気を公表して出演中のドラマ「スピン・シティ」から降板した。一度は俳優業から退いたフォックスだったが、その後はテレビドラマへのゲスト出演や声優を務めるなど俳優活動を再開させた。しかし、2020年に人気法廷ドラマ「グッド・ワイフ」のスピンオフ「グッド・ファイト」に出演したのを最後に2度目の引退を表明していた。
自身の名前を冠にしたパーキンソン病の研究を支援する慈善団体を設立して治療法確立のために多大な貢献をしているフォックスは、23年のインタビューで「おそらく80歳までは生きられない」と語り、自らの寿命やパーキンソン病との向き合い方について赤裸々に語っていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)