Creepy Nutsが7冠!“アジア版グラミー賞”MUSIC AWARDS JAPAN
“アジア版グラミー賞”を掲げ、「世界とつながり、音楽の未来を灯す(ともす)」をコンセプトに今年、新設された国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN2025」のプレミアセレモニーが21日、京都市のロームシアター京都で行われた。この日は62部門のうち、40部門が発表され、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が最優秀ジャパニーズソング賞など7冠を達成した。
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“バンバン”受賞に笑いも起こった。音楽関係者5000人による投票で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」がセレモニー後半に発表された7部門を総なめ。7冠を達成した。自分たちばかりが呼ばれる展開に、R-指定は「『もうええやろ、お前ら』と思われたんじゃないか」と苦笑い。「ルビー」と呼ばれるトロフィー7個を渡され、「ヤバ」と笑いながらも「せっかくいただいた賞なので、なるべく自分で持ちたい」と小脇に挟んだりしながら必死に持って喜びをかみしめた。
DJ松永は「ヒップホップがこういうことになると思ってなかった。マイナーなジャンルをやってるって自覚があったので」と感無量。R-指定も「中学校の頃の自分は、こんな状態を想像していない」と笑顔。日本の音楽を世界に発信するべく生まれた音楽賞での栄誉に「この楽曲だけじゃなくて、いろんな国にライブしに行きたい。音楽で一緒に楽しい文化を作りたい」と夢を広げた。
最終日の22日は主要6部門賞が発表され、司会は俳優菅田将暉が務める。グランドセレモニーなどはNHKなどで生中継もされる。【阪口孝志】
◆「MUSIC AWARDS JAPAN」 音楽業界の主要5団体が連携し、カルチャーアンドエンターテインメント産業振興会(CEIPA)を設立。経産省や文化庁の協力も受ける。“アジア版グラミー賞”を掲げ「世界とつながり、音楽の未来を灯す(ともす)」をコンセプトに今年、新設された国内最大規模の国際音楽賞。全62部門の賞が音楽業界関係者約5000人の投票によって選出される。