さんま、21年ぶり彦八まつり参戦 30分で帰る予定鶴瓶を「どういうこと?」と1時間引き留め
タレント明石家さんま(69)が18日、大阪市の生国魂神社で行われた上方落語の文化祭&ファン感謝デー「第32回彦八まつり」に出演した。
さんまの彦八まつり参戦は04年以来21年ぶり。午後2時過ぎに関係者に案内され会場入りし、フジテレビ系「さんまのまんま」を模した、ゲストを交えたトークイベント「さんまのさんま」に登場した。
さんまの出演を巡っては、開催実行委員長の桂吉弥が1月下旬、笑福亭鶴瓶に出演を打診し、鶴瓶が「さんまにも言うたろか」とその場で電話。「日曜やったら行けるで。なんでもしたるで」と快諾を得た。吉弥の師匠桂吉朝さんとさんまが同期で、「吉朝くんの弟子の吉弥が実行委員やし、盛り上げたらなアカン」と話していたという。
この日は好天に恵まれ、さんまや鶴瓶の出演もあり、多くのファンでにぎわった。イベントは境内の参集殿で行われ、一部を除き、落語家や上方協会関係者、報道陣もシャットアウト。チケットを手にしたファンのみがイベントを楽しんだ。
さんまは1974年に笑福亭松之助さんに入門。前回出演時は、笑福亭一門の「五枚笹」の紋が入った着物で登場したが、参加したファンによると、今回は上が青のデニム調の着物で、下はベージュのはかま姿だった。
冒頭、鶴瓶が「次の仕事があるので30分で出なアカンから、前に出ます」とオープニングトークをしていたところに姿を見せ、「1時間付きおうてくれる言うたのに、呼んでおいて、すぐ行くってどういうこと?」。吉弥も別の仕事で不在とあって「2人ともおらんってどういうこと?」とぼやき倒した。
師匠松之助さんや滝あきらさんら往年の芸人の話、松之助さんに鶴瓶が怒られていた話なども披露して、鶴瓶をタジタジにさせた。
さらに、上方落語協会会長の笑福亭仁智と同期の露の都もトークに参加。結局、鶴瓶も「こっちの方が気持ちよくなってきた」と、30分で退出予定を1時間きっちり付き合ったという。
終演後は早々に会場を後にしたが、ファン大爆笑の1時間で上方落語の盛り上げに貢献していた。