Mリーグ2024-25シーズンの開幕を迎えたEX風林火山。左から勝又健司、二階堂瑠美、二階堂亜樹、松ケ瀬隆弥、藤沢晴監督(撮影・横山慧)

麻雀プロ二階堂瑠美、二階堂亜樹が16日、都内で、プロ麻雀リーグ「Mリーグ2024-25」の閉幕イベント前に、所属する「EX風林火山」の選手として取材に応じた。瑠美は体調不良もあり選手としては契約を終了するが、何らかの形でチームに残留すると発表されている。

瑠美は自身の病名について「一言で言えば、慢性疲労症候群というものを患っています」と説明。「ちょっと珍しい症例であって、コロナの後遺症として最近ちょっとかかる人がすごく増えたということで、ちょこちょこメディアでも取り上げられているものではあるんですけれど」としつつ、「とにかく体力が回復できない、疲労状態を戻すことができないというのと、それとは別に集中力の低下だったりとか、思考をまとめることができないというのが主な症状です。とてもじゃないけど、集中力を必要とする麻雀は打てないという状態です」と明かした。

今後については「スタジオに行ったりとか、頻繁にイベントに出るということがちょっとやっぱり難しいかな、というところで、もちろん体調との相談なんですけれど」と話し、「なるべく応援してくださる援護部隊の方と一緒に、風林火山を盛り上げるというか、応援するということができればなと思っています」と話した。

亜樹はリーグ創設の18年からチームに所属。瑠美が21年から参加し「ルミアキ」コンビの同チームが実現。4季を共にしてきた。妹の亜樹は「同じチームで瑠美さんとやるっていうのが初めてで。瑠美さんの麻雀だったり戦い方だったりが、チーム戦にマッチさせるのが難しいんじゃないかっていう風に、瑠美さん自身がずっと悩んでいるのを近くで見ていたので」と明かし、「確かに自分も瑠美さんは個人戦でこそ輝くプレーヤーだなってすごく思うので、チームでの戦い方を学んだ上で、またさらに個人戦で今後活躍していくだろうなっていう風に思います」と期待を寄せた。

その上で「とはいえ瑠美さんの体調が今思わしくなくて、実際今年いっぱいは(所属)団体のほうの対局とかも全てお休みしているような状態なので」と前置きし、「Mリーグって本当にすごい舞台で、あそこで打った人って絶対強くなるんで。今後体力が戻ってから、瑠美さんが強くなって、また個人戦で戦って勝っていくだろうなっていう風に思わせてくれるような4年間だったなと思いました」と話した。

瑠美は「Mリーグが始まってから、というか妹が麻雀プロになってからずっと、都度都度見ているので。ずっと考えて、変化していった亜樹さんの麻雀を見ているので」と述懐し、「今後とも一番近くで応援したいな、という気持ちです」と妹にエールを送った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 慢性疲労症候群の二階堂瑠美、妹亜樹にエール「今後も一番近くで応援したい」通算4季ともに戦う