奥平大兼&出口夏希W主演映画 奥平「自分も経験ある」出口「純度100%青春ラブストーリー」
俳優奥平大兼(21)と女優出口夏希(23)が13日、ダブル主演した映画『か「」く「」し「」ご「」と「』(中川駿監督、5月30日公開)の完成披露イベントに出席した。
同作は「君の膵臓を食べたい」で知られる作家住野よる氏による、80万部突破の同名小説が原作の青春ラブストーリー。奥平は引っ込み思案で自分に自信の持てない高校生の大塚京、出口は底抜けに明るくヒロインよりヒーローになりたいクラスの人気者のミッキーこと三木直子を演じる。この2人を含めた“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”という能力をそれぞれ隠し持つ5人の高校生男女が織りなす、もどかしくも切ない日々を描く。
奥平は京について「内気ではあるものの、普通の男子高校生。撮影している時も、自由に気楽にやっていた。ただ、ミッキーの前でだけ自信がなくなってしまう。自分も経験あるんで、それを思い出しながらやりました」。出口は「やっと皆に披露できてうれしい。純度100%の青春ラブストーリーになっています。作品入るまでに住野先生からお手紙をいただいたんです。みんなもらったけど、私には淡泊で『バカかわいいミッキーを演じてください』とだけ書いてありました。ずっと悩んでたんですけど、そのひと言で分かった気がしました。自然体で入れたらいいなかなと、何も考えず演じました」と振り返った。
Aぇ!group佐野晶哉(23)は「わちゃわちゃ仲いい空気感が、そのままスクリーンに映し出されています。僕の演じたヅカはド陽気で、誰とでも分け隔てなく仲良くできる。でも、だからこそ、悩むんです」。菊池日菜子(23)は「試写で初めて見た時は、青春映画で収めていいのかという衝撃を受けました。私が演じたパラはすっごく人間だと思っている。どうしようもない人間っぽさにいとおしいを感じる。パラに出会えたことで、自分自身が成長できたと思います」。エルを演じた早瀬憩(17)は「この作品は、本当にすてきな物語に仕上がっていると思います。私は今、高校生なんですけど、エルが学校に来られなくなった理由が分かる。4人に対して、それぞれ接し方が違うのを意識して演じました」と話した。
中川監督「この作品で一番自信があるのは、この5人のキャスティング。ばっちりはまっているし、役者として、人間として魅力がある。撮影中の高校生の制服を着たこの子たちしか知らなかったけど、達者にしゃべるなと思う。一緒に修学旅行した気分で撮影できました。楽しかったです」と笑った。