大阪松竹座「七月大歌舞伎」の取材会に出席した片岡仁左衛門(撮影・松浦隆司)

片岡仁左衛門(81)が13日、大阪市内で「七月大歌舞伎」(7月5~24日、大阪松竹座)の取材会に出席した。

8代目尾上菊五郎(47)と6代目尾上菊之助(11)の襲名披露でもあり、夜の部「熊谷陣屋」で熊谷直実を中村錦之助(65)とダブルキャストで演じる仁左衛門は「襲名の彩りで出させていただきます」と謙虚に話した。

わが子小次郎を平敦盛の身代わりにして討つ熊谷直実を演じるのは今回が13回目となる人間国宝は「こういう大役は、これが最後とは申しませんが、最後になるかもしれない。見納めになるかもしれないという気持ちで、みていただけたらありがたいですね」と話す一方で、現在の体調については「元気ですよ」と両手を広げた。

8代目菊五郎を襲名する菊之助について「これからの歌舞伎を背負って立つものを持っている。非常に楽しみです」と期待した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 片岡仁左衛門「見納めになるかもという気持ちで、みていただけたら」大阪松竹座「七月大歌舞伎」