映画「青春ゲシュタルト崩壊」完成披露舞台あいさつに出席した、左から藤本洸大、新井美羽、瀬戸朝香、佐藤新、渡邉美穂、戸田菜穂、田辺桃子(撮影・川田和博)

IMP.佐藤新(24)元日向坂46渡邉美穂(25)が12日、都内で、ダブル主演する映画「青春ゲシュタルト崩壊」(6月13日公開、鯨岡弘識監督)完成披露舞台あいさつに出席した。

同作はケータイ小説サイト「野いちご」で第5回野いちご大賞を受賞した丸井とまと氏による同名小説が原作。個性を押し殺しすぎて自分の顔が認識できなくなる「青年期失顔症」(劇中の架空の病気)になった少女が、新たな出会いを通して成長していく姿を描く。渡邉は「青年期失顔症」を発症する少女間宮朝葉、佐藤は同級生の朝比奈聖を演じる。

映画初主演の佐藤は「予告映像を見ただけで心臓がバクバク。完成形が初めて皆さんに届く時、どうなっちゃうんだろうとドキドキしている」。渡辺も「普段緊張しないけど、珍しく自分の心臓の音が聞こえるくらい」と続けた。渡辺はこのあいさつ前のお辞儀で、手にしたマイクに歯をぶつけるくらい緊張していた。

佐藤は注目シーンとして、渡邉との2人乗りを挙げた。「人生初の2人乗り」と明かし、「渡邉さんをケガさせないために、スタッフさんと練習に練習を重ねて挑んだので、緊張しているのが見えちゃうかもしれないけど、スタッフ全員で一丸となって撮ったシーン」と胸を張った。

渡邉は「2人乗りの時に(佐藤の)背筋がピーンと伸びていて、すごく姿勢がいい。本当に『まな板入れてるの?』ってくらいなんです」と続けると、佐藤はしゃがみ込んで笑った。

また、「球技が苦手」という佐藤。同作ではバスケットボールのシーンがある。渡邉は学生時代バスケに打ち込んでいたが、「(佐藤の)レイアップシュートが…」に佐藤は爆笑。だが、「ジャンプシュートはホントにきれいで、かっこいい姿が映っていると思います」という渡辺の言葉に佐藤は「バッチリです!」と返した。

渡辺は同作を「同世代はもちろん、大人になっても人間関係で悩むことはあるので(大人も)共感できると思います」とした。「生きやすい方向にもっていくためには何かを手放す選択もある」と続け、「それをネガティブに捉えず、よりよく生きるために新しい選択をしただけと背中を押してくれる作品です」と語った。

佐藤は「生きていく上で感じるぬくもり、優しさ、苦しさ、もろさとか、いろんな感情が2時間にぎゅっと詰まっているので、何かヒントが必ず得られると思っています」とした。「この作品の感想を1人でも多くの方に共有していただき、たくさんの方に見ていたければうれしいです」とアピールした。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 IMP.佐藤新が映画初主演 ダブル主演の渡邉美穂が明かした2つの見どころは?