【橋田賞】伊藤沙莉が受賞「人生においてのとんでもない財産」23年には新人賞
女優伊藤沙莉(31)が10日、都内で行われた「第33回橋田賞」授賞式に出席し、「橋田賞」を受賞した。
24年前期放送のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、激動の時代を歩んだ女性法曹の姿を鮮やかに体現。主人公の強さと葛藤を繊細に演じ、共感と感動を呼び起こした。
「虎に翼」は作品自体にも橋田賞を贈られており、同時受賞。また伊藤は23年に同新人賞を受賞しており、個人でもダブル受賞となった。「『虎に翼』はこの先もずっと自分の中では、人生においてのとんでもない財産だと思っております」と話し、「『虎に翼』をやれたこと、その期間、関わった皆さまと出会えたこと、その全てが本当に宝物です。お芝居がとっても好きなんだなっていうことを再確認したり、楽しいなって思う日もあれば、難しいと思う日もある。かけがえのない宝物の作品で、このような賞に選んでいただけて、本当にうれしく思っております」と感謝した。
「橋田賞」は放送文化の向上に貢献した番組、スタッフ、俳優に贈られる賞。主催の橋田文化財団は21年に95歳で亡くなった脚本家の橋田壽賀子さんが理事長を務めており、今年は橋田さんの生誕100年を記念して開催された。