浅野忠信、あふれる“横浜愛” 世界での活躍は「横浜で生まれ育ったおかげ」
俳優浅野忠信(51)が4日、横浜市内で、第3回横浜国際映画際レッドカーペットに出席した。
横浜出身で同映画祭のアンバサダーを務める浅野は「こういう機会をいただけて、少しでも横浜に貢献できるのであれば全面的に協力したいなと思いますし、それで楽しんでいただけるのであれば、こんなにうれしいことはないです」と話した。
横浜の思い出を「語ったらきりがない」とし、「小6のころブレイクダンスチームに入っていて、山下公園で先輩と一緒に練習していた」と思い出を明かした。また「(みなとみらいが)まだ何もない時代を知っているので、今を見ると感動しますね」とした。
浅野が出演した「SHOGUN 将軍」は25年1月、ゴールデングローブ賞で四冠を達成。自身も助演男優賞を獲得した。「本当に冗談抜きで、横浜で生まれ育った感覚が、あそこまでもっていってくれたんだと思う」と明かした。「子どものころ、本牧にはまだ米軍住宅があって、母が古着が好きだったのでよく連れていってくれた」と回想した。
「僕はクオーターなので外国人と言われていたけど、子どものころからボーダーレスな感覚を持っていて、それが変な壁を感じずに行けたというのがあった」とし、「これは横浜で生まれ育ったおかげだと思っている」とした。「そういう自分に育ててくれた横浜に感謝していますし、みなさんのおかげで世界に行けました。ありがとうございます。やったぜ!」と会場に喜びと感謝を伝えた。
横浜国際映画祭については、「ありがたいことに、結構いろんな国の映画祭に、頻繁に行かせていただいていて、この横浜でも行われているのがうれしい」とした。「映画祭から出会いが生まれ、そこから映画を撮ろうよ、となる。出会いの場が横浜から始まるのはすばらしいこと」とし、「運営は大変だと思うけど、勇気を出していろんな国から沢山の映画人を呼んで盛り上がるのがいいと思う」と語った。