43年ぶりの来日を果たしたピーター・フリーストーン氏

英ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーさんのパーソナルアシスタントを12年務めたピーター・フリーストーン氏(70)が43年ぶりに来日した。21日、都内で来日会見を行った。

フレディさんとの出会いは1979年。フレディさんがロイヤルバレエ団と共演した際、ピーター氏はバレエ団の衣装を担当していた。

フレディさんの第一印象を「Tシャツにジーンズ姿で、ロックスターだった」と話した。また、「割と背が低い印象でした」と続け、「彼は175センチだったけど、私が187センチだったので」と付け加えた。

ライブ観覧後に「『素晴らしいライブだった』と感想を話したら、『そんなに礼儀正しく言ってくれる人はいなかった』と言っていた」とエピソードも披露した。

2人は「すぐに仲良くなった」という。その理由を「同じ生い立ちだった。フレディも私もインドで寄宿していたので、考え方も感じ方も同じようだったんだと思う」と推しはかった。

2018年、映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されると、全世界でブームとなった。ピーター氏は監修として関わり、フレディを演じたラミ・マレックはアカデミー賞主演男優賞を受賞するほどだった。

だが、「映画公開前のフレディを信じた方がいい」とした。「あれはハリウッド映画。脚本家はフレディさんに会ったこともなく、いくつかの事実をつむいで見事な作品を作り上げた。ハリウッドではお涙ちょうだいが受ける」と批判した。「フレディはユーモアのセンスがあって笑うのが好きだった。あの映画では、そこが徹底的にかけていた」と振り返った。

ピーター氏は24日、ホテルニューオータニでのディナー会イベント、27日にはヒューリックホール東京でトーク&ライブイベントを行う。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 フレディを12年間支えた男が映画「ボヘミアン・ラプソディ」批判、作品に欠けていたものとは