43年ぶりの来日を果たしたピーター・フリーストーン氏

英ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーさんのパーソナルアシスタントを12年務めたピーター・フリーストーン氏(70)が43年ぶりに来日した。21日、都内で来日会見を行った。

1991年11月24日、フレディさんが亡くなった際の様子を明かした。フレディさんがピーター氏にかけた最後の言葉は「ありがとう」だった。だが、ピーター氏は「最後の言葉になるとは思っていなかった」という。

「亡くなる前の1週間は決して彼を1人にしないということで、ジョー・ファネリ、ジム・ハットンと私の3人が12時間交代で付き添っていた」。ピーターさんの最後の付き添いは23日の午後8時から翌日の午前8時まで。フレディは23日、全世界にエイズ感染を発表。「もう何も隠すことがないということで、あんなにリラックスしたフレディを見たことがないという状態でした」と振り返った。

「起きた時に1人じゃないと分かってもらうために、ずっと彼の手を握っていた」と話し、「起きているときはミュンヘンやアメリカなど、楽しかった日々を話していた」という。「交代の時間になったので、もう1回来るねと話すと、私の手を握って『ありがとう』と言いました」と語った。「私は最後だと思っていなかったけど、結果的に最後となった。でも、フレディはもう最後だと思っていたと思う」と吐露した。

「フレディはユーモアのセンスがあって、笑うのが好きだった」と称した。

ピーター氏は24日、ホテルニューオータニでのディナー会イベント、27日にはヒューリックホール東京でトーク&ライブイベントを行う。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 フレディ・マーキュリーを12年間支えた男、最後にかけられた言葉明かす「『ありがとう』と」