河西邦剛弁護士「キーマンとなるのはフジ清水社長」ダルトン提案のフジ取締役候補案に”弱点”も
芸能関係に詳しい弁護士の河西邦剛氏(40)が20日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。12人の取締役候補を提案した米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツの狙いについてコメントした。
フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の大株主ダルトン・インベストメンツがFMHの取締役の刷新を目的として12人の新たな取締役候補を提案した件について、河西氏は「ダルトンの狙いとしては儲けたいということにある」と話して「そのために役員人事を全刷新して、スポンサーを回復してもらう。もう一つは不動産事業を分社化して、株式価値を上げていく。このための人事提案かと思う」などと2つのポイントをあげた。
さらに河西氏は「ですが、ダルトン側のウイークポイントといたしましては、社内取締役が1人もいない話になってくるわけですね。全員社外だと、今後円滑な運営が難しくなる可能性があって、キーマンとなるのは、現清水(賢治)社長になってくる」と話した。
そして、清水氏の取締役留任について言及している、ダルトンが提案した新取締役候補の1人、金融大手SBIホールディングス会長兼社長北尾吉孝氏(74)について「北尾氏の狙いとしてもですね、清水社長を中心にしてその周りをダルトン側の社外取締役で囲む、と。それでガンガンガバナンスを回復させていって、スポンサーを回復させる。さらに長期的には不動産事業を分割して株式価値を上げていく。それによって儲けていく」などと狙いなどを推察した。