辛坊治郎氏、万博ネガティブ報道巡り「別に応援してやろうという気持ち毛頭ないけど」実情を報告
読売テレビの元アナウンサー辛坊治郎氏(68)が16日放送のニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(月~木曜午後3時半)に生出演。13日に開幕した大阪・関西万博をめぐるネガティブ報道について言及した。
「マスコミもよくない、ネガティブキャンペーン一色になってますから、必要な情報を出さないんですね」と前置きした上で、開幕初日の入場時間をめぐる混在について触れた。
「初日の朝9時にいったん混みましたね。その後の12時(正午)にも、もう一遍混んだんですよ。なぜ12時にもう一遍混んだかというと、9時からは1時間刻みになってるんだけど、12時から飛ぶんですよ。12時から次15時なんですよ。11時の予約を取れた人は11時前に行きますよね、12時の予約を取れた人はその後、15時まで飛んじゃうんで、午後分の人が一気に殺到してもういっぺん12時に混雑したんですよ」と切り出した。
続けて「実はね、マスコミも悪い、万博協会の発表の仕方いうも悪いんだけど、12時の予約を持っている人は、それ以降17時までは少なくとも、何時でも入れるんですよ。12時の予約というのは別に12時に入れという話ではなくて、2時3時とかに入ってくださいねって」と説明。「だから12時の予約を持ってる人は、別に2時でも3時でも4時でも、その日の午後に入れればいいんですよってひと言言ってくれればいいんだけど」と注文した。
辛坊氏が手元にある案内書を見ると、「ずっと読んでいったら、小さな文字でありました。ちょうど例えて言うなら、保険会社の約款みたいな感じで。読まないだろう!って。建前文化だよね」と語った。
さらに場内の食べ物持ち込みについても「規制が緩和されて食べ物の持ち込みがOKになってる。食べ物の持ち込みOKなら、レストランで並びたくない人は、食中毒が大丈夫と自信があるなら、食い物を自分で持っていけばいいじゃんと。そういう大切なことが全く報道されないんですよ。多くのテーマパークと同じように飲食全部禁止だと思ってる人も多いと思いますよ。中のコンビニの数、足りてない」と指摘した。
総括して「極めて意図的な報道が、この件については続いている。知れば知るほどそう思いますね。私は万博協会に腹立ってているところがいっぱいありますから。別に応援してやろうかっていう気持ちは毛頭ないんだけど。どっちもどっちだなと。だらか客観的な情報を知りたいなら、この番組しかないですね」と締めくくった。
辛坊氏は開幕初日から2日連続で会場を訪れて自身のX(旧ツイッター)で、現場をリポート。現地の様子を写真とともに伝えつつ、自身が感じた問題点などについても投稿した。大屋根リングについては「色々ツッコミ所満載だけど、この大屋根リングに登るだけで、入場料の元は取れる」と言及し、「この建築物、350億円は安い!と本気で思う。全額を私が出してる訳じゃないけど。金払ってない奴ほど悪口を言うのだ」とユーモアを交えつつ絶賛していた。
一方、開幕初日は風雨に見舞われ、多くの人が大屋根リングの下に避難したが、リング下にも風と雨が吹き込み、傘をさす人の姿を複数メディアが報じていた。「そもそも壁がないのだから、横殴りの雨が降ったら、その下で傘をさすのは当たり前だ」と指摘した上で「こんなクソみたいな、意図的ネガキャン記事を垂れ流すから、メディアは信用を無くすのだ」と記述。
そして別の投稿で「2億円のトイレ、とか 350億円の日除、とか 4000円のえきそば、とか に象徴される意図的なネガティブ報道をそのまま受け取って拡散するバカネット民やアホ芸能人。こりゃ、この国は滅びるわ」とつづっていた。