千鳥大悟「ちゃんとした事故映像やん。これ放送できるん?」先輩芸人の“雪穴ロケ”両手合わせる
お笑いコンビ、千鳥が司会を務めるABCテレビのバラエティー番組「相席食堂」(火曜午後11時10分、関西ローカル)の15日放送は、東京から東北に移住したお笑い芸人が移住先の魅力を紹介する「東北移住相席」。岩手県盛岡市に移住した、かつて“エロ詩吟”で大ブレイクした天津の木村卓寛(48)、山形市で暮らす“山形県住みます芸人”のソラシド本坊元児(46)が登場した。
18年に山形の住みます芸人になった本坊は千鳥のNSCの1つ先輩。東京で工事現場のバイトをしながらほそぼそと芸人の活動を続けていた。
当時、千鳥の年末特番で工事現場での苦労話を明かしていたが「ノブがエンディングで『ありがとう、また来年。本坊さんまたつらい話をためてきてくださいね』って。コスパが悪すぎやな、番組に出ることができるのはうれしいけど、そのためにバイトしているんちゃういけどな」と振り返り、ノブのひと言が「山形に行くきっかけになった。けっこうデカいですね、あのせりふは」と告白した。
山形で本坊はテレビやラジオの仕事に加え、コロナ禍には農業も始めた。畑を借りて野菜を作っており、今回は雪下大根を収穫するシーンも披露した。
「これマジでうまいんでね」と淡々とスコップで雪を掘り続けた。別の場所へ移動し、収穫した雪下大根の洗い場を探したが、雪が積もり、見当たらず。再び雪を掘ると、洗い場を発見。深い穴からバケツで水をくもうと身体を前のめりにすると、まさかのアクシデントが発生した。雪穴に頭から突っ込み、上半身が穴の中へ。抜け出そうと、もがくと、さらに身体がどんどん雪穴へ。ノブは「死ぬ、死ぬ、死ぬ」と声をうわずらせ、「引き上げて」、大悟は「ロケじゃなければ死んでいる。突き刺さり死」、ノブは「カメラさんがいるからいいけど、死んでるよ」。さらにVTRが進むと、上半身のほとんどが雪穴へ、両足が倒立するように伸びた。
大悟は「ちゃんとした事故映像やん。これ放送できるん?」にノブは「ダメダメ、ダメ」。命がけのロケにノブは「俺の一言が嫌で山形に行ったのに、まだ苦労してる…」とつぶやいた。
スタッフに“救出”された本坊は泣きながら「死ぬかと思った…。みんながいなかったら死んでた。ありがとう」と顔をぐしゃぐしゃにして感謝した。
ノブは「ギリギリ、生きた人、おもろいやん。出川さんとかのレベルじゃないやん」、大悟は「お願い、イッテQとか、見つけてくれんかな、この人のこと。何でもしますよ」と両手を合わせた。
スタジオではスタッフが持ち帰った収穫された雪下大根を、千鳥の2人が丸かぶり。ノブは「甘い」と絶賛した。