フジテレビ(25年3月撮影)

フジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜午後8時54分)が6日、生放送された。中居正広氏の女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」を取り扱った。

番組は「徹底生討論“フジテレビ問題”」とのテロップを掲げ、ノンフィクションライターの石戸諭氏、経済ジャーナリストの後藤達也氏、東大准教授の中野円佳氏、元フジテレビアナウンサーのジャーナリスト長野智子、弁護士の橋下徹氏、社会学者の古市憲寿氏の6人の識者がゲスト出演した。

番組は「1959年3月1日のフジテレビ開局」のモノクロ映像から始まる冒頭映像は「明るい家庭にテレビを届けるはずだった…」とのナレーションで始まった。そして「開局から66年」と展開し「その信頼は足元から崩れている」とした。また、番組では調査報告書から独自の相関図を作成。「フジテレビはどこで道を誤り、どう再生の道を歩むべきなのか」と投げかけた。

番組中盤では「フジテレビは変われると思いますか?」の視聴者アンケートの結果を発表した。母体数は明かされなかった上で「変われる22%」「変われない78%」だった。

元日本経済新聞記者で、経済ジャーナリストの後藤達也氏はこの結果を受け「報告書が厳しい内容で。経営体制を変えようとはしてますけど、言葉でこう変えていくとは言えると思うんですけど、実効性を持ってできるかはこれからやっていくことですからね」とコメントした。

X(旧ツイッター)では、番組内でアンケートを実施したことについて「フジテレビが『フジテレビは変われると思いますか?』ってアンケート取ってる…そういうところだよフジテレビ…変われる変われないじゃないのよ…変わらないといけないのよ」「このメンツでガス抜き番組をすることがズレてるんだよなぁ。あと、『フジテレビは変われると思うか』というアンケートをとっていたけど、CMスポンサーが戻ってきてない(スポンサーが判断できる状態のじゃない)段階でこんなアンケートは時期尚早」「フジテレビは変われるか?とかアンケート取った結果22%と低いのはこの番組のせいですね」などと書き込まれていた。

3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書は394ページに及び、元フジテレビアナウンサーAさんに対する中居氏の性加害を認定した。

同番組はこの日から放送時間を拡大。通常の午後10時開始から、同午後8時54分開始に前倒しし、午後11時09分までの2時間15分となった。昨年12月までに午後9時台は中居氏がMCを務めていた「だれかtoなかい」が放送されていた。

番組MCは宮根誠司、進行は同局の藤本万梨乃アナが担当。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「Mr.サンデー」生放送中に「フジは変われる?」アンケート衝撃結果にX辛辣な声「ズレてる」