フジ梅津弥英子アナ、社員として組織の経営刷新に思い吐露「考えも改めなければならない」
フジテレビの梅津弥英子アナウンサーは30日、同局系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)のラストで、同局と親会社のフジ・メディア・ホールディングスが27日の取締役会で、日枝久取締役相談役の退任を含む経営体制の刷新を発表したことを受け、社員として組織の今後に向けたあり方についてコメントした。
番組では、レギュラーコメンテーターを務める弁護士の橋下徹氏が最も注目する1週間のニュースを振り返る番組の恒例コーナーで、自社の問題を取り上げた。梅津アナは「新体制で取締役を減らし、独立した社外取締役や女性役員の数を増やすことを発表しました。平均年齢は8歳若返るということです」と、取締役会で決まった内容について説明し、取締役の平均年齢がこれまでの67歳から59歳になったことなどに言及。その上で、中居正広氏と女性とのトラブルを発端に表面化した一連の問題を受けて、調査に当たってきた第三者委員会による調査報告書が31日に提出され、その後フジ側の記者会見が開かれることを念頭に「第三者委員会の報告が出て、そして、その後の我々の体制というか、やり方についても考えを改めなければならないと思います」と語った。
橋下氏に「組織の体質もそうですね」と指摘されると、梅津アナは「はい」と応じた。
梅津アナのコメントに先立ち、同局解説委員で番組キャスターを務める松山俊行氏も「できることは早急にやるべきという判断から、経営刷新が行われたわけですが、(フジテレビの)清水(賢治)社長が『第三者委員会の結果を受け、できる最大限の改善策を出していきたい、信頼を取り戻すために着実にやっていく』と述べたように、明日の会見で組織が根本から変われるかの本気度が、問われていると思います」と、語った。