井上芳雄「稽古場のソファ」森公美子「貴賓室」をおすすめ 2月閉館帝国劇場を体験できる展覧会
森公美子(65)井上芳雄(45)が27日、東京・銀座三越で、アンバサダーを務める「帝国劇場展~THE WORLD OF IMPERIAL THEATER~」(28日~4月27日)のプレスイベントに出席した。
2月末をもって建て替えのために閉館した帝国劇場の歴史を、パネルや映像、代表演目の衣装で振り返るほか、楽屋を再現したコーナーなどもある。
おすすめの見どころを聞かれ、再現された貴賓室を挙げた森。「本来ならば尊いお方がお休みになるんですけど、私たちは取材で使わせていただくようになった。普段一般には公開されてないので。冷蔵庫もあって、別部屋にトイレもありまして、それはそれはきれいです。貴賓室はぜひ行ってください」と話した。
井上は稽古場のソファを挙げ「僕たちは『ああ~』ってなるけど、誰が懐かしんでくれるんだろう」と笑い「よく聞いたら、元々は東京宝塚劇場で使われていたソファが古くなって帝国劇場に来て、最初はちゃんと鏡の前に置いてあったらしいですけど、また格落ちして最終的に稽古場に来たそうです。僕、ツアーガイドやらせていただきたい」と、展示物に1つ1つに歴史や思い入れがあると語った。展示全体について「つい最近まで使わせていただいた帝劇が歴史上のものになった。度肝を抜かしました」とした。
プライベートでは交流があるが、作品での共演はない2人。2月に開催された帝劇のラストコンサートで初めて共演した時のことを聞かれ、井上は「確かに稽古場でご一緒したのも初めてだった。クミさんずっとしゃべってるんですよ。ムードメーカーで、それでいて、僕が想像していた以上にまじめ。だからみんなに愛されるんだなと思った」、森は「私が稽古場に現れた時には、アップしてましたね。地頭がめちゃくちゃいい。(コンサートでは)MCをなさって、1つも間違いなくスムーズになさった」と振り返った。