バッテリィズ感激「きかんしゃトーマス」助け合いや正直、子どもより大人が見るべき
漫才コンビ「バッテリィズ」が21日、東京・新宿ピカデリーでアニメ映画「きかんしゃトーマス ぼくのたいせつなともだち」(28日公開)の試写会イベントに参加した。
原作の絵本が英国で誕生してから80周年の「トーマス」。これまでに多くの国・地域で映像化され、日本ではテレビアニメの放送開始から35年、映画の初公開から25年という節目を迎えている。今作も「友情とチームワーク」がテーマ。どんなトラブルにもトーマスと“きしゃトモ(友だち)”がアイデアを出しあい、困難を乗り越えていく物語になっている。
バッテリィズのエース(30)と寺家(34)は昨年のMー1グランプリで準優勝に入った実力派。同じ草野球チームの“大切な友だち”同士であり、投手と野手で“チームワーク”を育んできた。
機関車好きで知られるエースは「僕らはお笑いで出会ったわけではない」と説明しながら「俺の背番号は11番。今もこの番号で野球をやっています。トーマスは1番だよ。エースや。おれも1にしたかった」と悔しがった。
3月で3歳になる長男がいる寺家は「自分の背番号は27番。『JIKE』が『NIKE』みたいで恥ずかしい」と背番号ネタで盛り上げた。
映画のお勧めポイントは、エースが「子どもよりも大人が見た方が良い。助け合いや正直。大人が忘れていることを思い出させてくれる」。寺家も「大事なことが学べます」と続いて「子どもに見せたいと思った」。
トーマスみたいに友だちのピンチを助けることがあるかとの質問には、エースが「野球で守ってもらってるので助けてもらっている」とチームメートに感謝をした後で「でもうちのチームは点を取らないんです」。寺家は「既婚者なので奥さんに助けられている。電気を付けっぱなしとか。トーマスみたいにみんなを大事にしよう」と呼びかけた。
コンビを結成して8年。エースは「トーマスの10分の1ですね」と感慨深そうに話した。
◆バッテリィズ 2017年(平29)10月15日にコンビ結成。大阪・よしもと漫才劇場所属。ともにNSC(吉本総合芸能学院)36期。
▼エース 94年11月2日生まれ、大阪市出身。阪神タイガースとONE PIECE好き。182センチ。
▼寺家(じけ) 90年8月7日生まれ、三重県津市出身。中日ファンから小4で巨人ファン、後に竜党に復帰。趣味は競馬とラーメン巡り。176センチ。