20歳を記念した写真集を発売したグラビアアイドルの菊地姫奈(撮影・千葉一成)

女優でタレントの菊地姫奈が20歳記念サード写真集「memory」(講談社)を19日に発売した。

表紙を飾った雑誌が軒並み完売するなど“令和の完売クイーン”と呼ばれ、今作では22年に表紙&巻頭グラビアなどを務めて話題を呼んだ「FRIDAY」の撮影チームが再結集。このほど取材に応じ、写真集の見どころや今後の活動について語った。

撮影は昨年11月にオーストラリアのブリスベンやゴールドコースト、そして地元茨城県でも行った。「無理を言って」と写真集では自身初の海外ロケを懇願したといい「王道グラビアにしたかったので大自然や海を想像して、そこに合うのがオーストラリアでした。行けてうれしかったですし、だからこそ出せた表情もあったと思います」と笑顔で振り返った。

昨年10月に迎えた20歳を記念した節目の写真集。初のTバック姿やシャンパンを用いた撮影など“オトナ”な一面も十分にのぞかせている。「少し大人になったかも、みたいな気持ちはありますけどまだ子ども心も抜けていないですね。お酒も飲めるようになりました!カルピスサワーやカシスオレンジ、カシスソーダ…甘い系ものや、ビールも好きです。強いほうかもしれません」。

「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞したことを機に本格的にグラビアデビュー。今作は「学ばさせていただいたことの全てを出したい」と気合を込めた。「大胆なカットに挑戦した姿や、私の成長過程のどちらも見ていただけると思います。満足していただける一冊になりました」。

制作にあたった22年の「FRIDAY」チームは、当時表紙などを飾ったグラビアが話題となり、SNSフォロワーも約7万人増えるなど、自身の名が世間にも広まる良き思い出を共有したメンバーだ。「家族のようなチームで臨めましたし、楽しく撮影できました。(カメラマンの)Takeoさんは初グラビアも撮ってくださった方ですし、メークもスタイリストさんも、そして編集の方も愛のある方で、ずっと追いかけてくださっています」と笑顔。今作タイトルもチームで話し合って決めたといい「たくさん候補がある中から決めました。編集の方がカタカナで『センキュー』だって言っていて、さすがにドン引きして爆笑したりもしていましたね(笑い)」。

体作りについては「女性らしいボディーラインを作りたかった」と食事に気を配ったほか、撮影直前まで映画の撮影が続いていたこともあり「1週間立ちっぱなしが続いていたのでヒップアップできて、ウエストも引き締まりました。せっかく鍛えられましたし(写真集で)『届けたい、俺のお尻』って感じですね」と笑った。

女優業のほか、昨年5月からは女性誌「non-no」専属モデルにも就任するなど活躍の幅を広げている。「演技の仕事はさらに力を入れていきたいですし、モデルとしてもいろんなことを学んで、フォトブックを出せるくらい成長したい」と意気込む。

グラビアがブレークしたゆえ静止画のイメージが強いが、話すとひょうひょうとした面白さもある。「バラエティー番組にももっと出てみたいです」とも語り「からいものも食べられますし、怖いところも行きますし、虫も食べられます。オファーをお待ちしております!」とアピール。まずは珠玉の「memory」を届け、20代の思い出を重ねていく。【松尾幸之介】

◆菊地姫奈(きくち・ひな)2004年(平16)10月19日生まれ、茨城県出身。「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」受賞。テレ東系ドラマ「ウイングマン」や日テレ系「最高の生徒~余命1年のラストダンス~」など出演。4月に主演映画「V.MARIA」公開。ルーティンは毎朝みそ汁を飲むこと。愛犬の散歩。絵を描くことが得意。好きなものは月。アニメ「うたの☆プリンスさまっ」のキャラクター、一ノ瀬トキヤに「恋をしています」。160センチ。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 菊地姫奈、20歳記念写真集で「届けたい、俺のお尻」