劔樹人氏のXから

ミュージシャンで漫画家の劔樹人氏が19日までにX(旧ツイッター)を更新。お笑いコンビ、ラランドのサーヤ(29)がボーカルを務める5人組バンド「礼賛」のライブ会場で起きた痴漢行為をめぐり、問題提起した。

礼賛は18日、インスタグラムの公式アカウントで「『3月16日礼賛なんばHatch 公演に関しまして』」とした声明を発表。同公演の会場内で起きたトラブルについて「現在、事態の把握に加え、緊急時のオペレーション体制の見直しを要請し、会場内でのトラブル防止対策についての協議を関係機関と重ねております」と説明した。

さらに「痴漢は犯罪行為であり、到底許される行為ではございません。会場内にて、痴漢または痴漢を疑われる行為が見受けられた場合には主催者を介し、警察機関への全面協力を致します」と続け「今後、そのような行為に遭われた場合は演奏中かどうかに関わらず、すぐにお近くのスタッフや、周りの方に助けを求めていただけますと幸いです」と呼びかけた。

しかしSNS上では、現場でのスタッフ対応や、バンド側が出した声明の内容に疑問を呈す声が噴出している。劔氏は「礼賛のライブで起こった痴漢の問題は、スタッフの対応、警察の対応、バンドからの発表と、なんで今こうなるかわからない状態が続いていると感じています」と推察した上で、「にわかに信じられない。いまこれをみんなで徹底的に考えた方がいいと思います。日本のライブシーンのためです」と呼びかけた。

続くポストでは「性加害やセクハラは絶対に容認できないとわかっているのに、まだまだ自分の立場を面倒にしたくないために事勿れで終わらせたい人が多すぎると思います。結果被害を訴えた人に二次加害が起こる。それもわかりきっているのに」と被害者が誹謗(ひぼう)中傷を受けている現状に触れ、思いをつづった。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 ライブ会場での痴漢めぐる対応に疑念 ミュージシャンが問題提起「徹底的に考えた方がいい」