「水玉れっぷう隊」アキ、ケン久々タッグ ケン新喜劇入り目指しオーディション中
吉本新喜劇の座長アキ(55)が本格時代劇に挑戦する「時が来た」(3月14~16日)の最終けいこが14日、大阪・近鉄アート館で取材陣に公開された。
舞台は幕末の土佐。ここには武士を「上士」と「郷士」に分ける階級制度があった。千屋虎之助(アキ)はもともと郷士の家庭。親が上士になったが、幼なじみで郷士の岡田以蔵(ケン)、坂本竜馬(ドヰタイジ)、武市半平太(西川忠志)らとは固いきずなで結ばれていた。だが、時代は尊王攘夷(じょうい)VS佐幕派に分かれ、土佐でも若者たちの情熱が沸騰せんばかり。それぞれの思惑がぶつかり、やがて命を賭けた争いに…。
アキの鮮やかなアクションと殺陣。水玉れっぷう隊ケン(55)もシリアスな演技あり、ダイナミックな殺陣ありと躍動した。
最終けいこを終えたアキは「やりたかった芝居をすべてぶつけた気分。お客さんには、幕末の熱さを感じ取ってほしい」と満足そう。かつて漫才コンビ「水玉れっぷう隊」としてアイドル並みの人気を誇った相方ケンについては「いい味を出していた」と高評価。東京暮らしが長かったケンは大阪に居を構え、新喜劇への加入を希望。「いまオーディション中なんです。もしかしたら落ちるかもしれんし」と前置きしつつ、アキは「動けるおじいちゃん役なんかやったらおもしろそう」と役者ケンへの期待を口にした。