石破茂首相が指名…高齢者向け万博PRに夢グループ「何か悪いことをしたのかと思った」
夢グループ石田重寛社長(66)保科有里(63)が14日、東京・文京区の同社で、2025「大阪・関西万博」×夢グループPR動画発表会に出席した。
石田社長は、同社が万博動画を作るきっかけを、経済産業省を通じ石破茂首相(68)からの指名だったことを明かした。「突然経産省から電話が来て、何か悪いことをしたのかと思った」と笑うと「昭和世代へPRするアイデア会議が経産省であったようですが、そこで石破総理が『アイデアがでないなら夢グループに相談を』と言ってくれたみたいなんです」とした。
きっかけは番組共演だったようで、保科は「一昨年の大みそかの番組に石破さんが出ていて、そこで『安くして』を歌ったんです」。石田社長は「それまで真剣な顔だったのが、歌ったら笑顔になっていたんです」と振り返った。
経産省スタッフ3人が直接同社を訪れ、打ち合わせを行った。そこで動画を提案し、約11分と約5分の2パターンを作った。同社が得意とする通販番組テイストで、制作時間は正味30分ほどという。だが「2月末にお話をいただき、2週間もたってしまった」と悔しさをにじませた。
制作費は0円。石田社長は「うちの中で制作をしていて、外注していないから請求もできない」とし「なんか難しい見積書が来たけど0円で戻しました」と笑った。
ただし「僕と保科さんに万博会場で歌わせて欲しい」との逆オファーを明かした。「ノーとは言われていない」と笑い、「僕にとってノーではなければイエス。こちらのスケジュールは、日本代表ですから最優先です。万博側のスケジュールがいっぱいでも、そこに割り込むのが夢グループですから」と笑いながらも胸を張った。
動画はYouTubeで公開されている。「訂正は数カ所だった」としたが、同社お得意の「助けてください!」はNGとなった。「『万博のチケットが売れていません。助けてください!』から入ろうとしたけど、そこはNGでした」と笑った。