京本大我が謎めいた高校教師役 映画「見える子ちゃん」でドンピシャ演技披露「難しい役どころ」
SixTONES京本大我(30)が、映画「見える子ちゃん」(中村義洋監督、6月6日公開)に出演することが11日、分かった。原菜乃華(21)演じる主人公みこが通う高校の教師で、謎めいたキャラクターの遠野善を演じる。
同名漫画が原作のホラーコメディー作品。新キャストとして発表された京本が演じる遠野は、みこが通う高校に代理の担任として赴任してきた教師。寡黙で優しく真面目そうな人物ながら、どこか異質な雰囲気が漂う人物。その裏にはある“秘密”が隠されており、物語が進むにつれその真実が明らかになる。
京本は「いろいろな背景のある難しい役どころでもあったので、自分なりに台本を何度もかみ砕きながらこの作品と向き合いました」と撮影を回想。「ホラーの概念をある意味壊すようなこの作品をどうぞお楽しみください」と呼びかけている。
多数の舞台や映像作品への出演を通じ、得てきた表現力と存在感を今作でも発揮。中村監督は、京本の主演が決定した際に「『本当に!?』と思った半面、『これで映画ができた』とすっかり安心してしまいました」と思ったほどで、撮影ではその期待に応えるような一発回答も。「本当に難しい役どころなのでどんなトーンで行くか初日にじっくり…とか思っていたらいきなりドンピシャの所に着地されるので、以降、演出した記憶がほとんどありません」といわしめたほどのハマりっぷりだ。
撮影中は虫に襲われるハプニングも。中村監督は「印象に残っているのは、ロケ地で小さい虫の大群がただひとり白い衣装の京本さんをターゲットにして顔だの服だのにまとわりついて来たこと。本番中、〓(順の川が峡の旧字体のツクリ)をひくひくけいれんされていたのが本当にかわいそうでした…」とエピソードも明かした。