映画「35年目のラブレター」公開記念舞台あいさつを行った秦基博(左)と塚本連平監督(撮影・中島郁夫)

シンガー・ソングライター秦基博(44)が8日、都内で、映画「35年目のラブレター」(塚本連平監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

同作は最愛の妻にラブレターを書くため文字の勉強に奮闘する夫と、彼を長年支え続けた妻の人生をつづったヒューマンドラマ。朝日新聞で紹介された実話をもとに映画化。秦は同作の主題歌「ずっと作りかけのラブソング」を担当した。

「すてきな映画と出会えたことで大切な楽曲ができた」という秦。主演の笑福亭鶴瓶(73)は「よう、あんな曲作れるな~」と鶴瓶流の賛辞を送った。原田知世(57)は「エンドロールでじわじわ胸に響いて、涙が止まらなくなる」とし、「きっと家に帰っても、音から2人の物語に飛べる、完璧な仕事だと思った」と最大級の賛辞を送った。

秦は「この映画の温かさやじんわりと胸に迫るものをそのまま映画館から持って帰ってもらえるような曲になればと思ったので、そうなっていればうれしいです」とほほ笑んだ。

また、「ラブレターを書くことは、そもそも文字を書ける、書けない以前に、ここにあるものを形にするのが難しいことで、歌を作るのと似ているのかなと思った」という。「リンクする部分があるなと思った時、ここにある何とも言えないものを歌にしようということと、きっとラブレターを書くのも同じかなと思って、この曲になった」と続けた。そして、「本当にこの映画と出会えたおかげで、僕もこの曲と出会えた」と繰り返し強調した。

塚本監督も「泣けました」と続けた。「朝、マクドナルドでみなさんの感想とか読んでいると、秦さんの歌が流れて来るので泣ける」と話した。「朝マックとかで、白髪の人が泣いていたら僕かもしれません」と笑った。

この日、重岡大毅(32)上白石萌歌(25)も登壇した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 映画「35年目のラブレター」主題歌担当・秦基博が語る曲作りとラブレターの共通点